ジャンル : クラシック > 協奏曲
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キングレコード株式会社現代音楽の演奏での評価が高いケラスが、ハイドンのニつの協奏曲と18世紀前半に活躍したモンの協奏曲をフライブルク・バロック・オーケストラとともに録音した。ケラス、オケともに、作品にふさわしい典雅で生き生きとした音楽を奏でている。
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キングレコード株式会社いかにも小回りの利かなさそうなトロンボーンを駆って古典コンチェルトの小気味良さを聴かせてくれる。語源を辿れば“大型トランペット”となる歴史ある楽器ながらも名手の不在から日陰の身(?)。200年前の名手のための作品を現代の名手が再現した。
画家の長男、千住博、次男の作曲家、明、そしてヴァイオリニストの真理子の、千住3兄弟によるコラボレーション。ポップな味わいをたたえながらも、クラシカルな雰囲気にあふれた作品となった。
トロンボーン協奏曲は珍しい上に、それがあのメンコンの協力者として名高いダーヴィド、そしてほとんど知られていないヴァーゲンザイルの作という点に興味がわく。どんな曲かは聴いてのお楽しみだが、ジンマンの指揮が実にアイディア豊か。
チャイコフスキーの協奏曲は、ヴォロドスがベルリン・フィルの定期演奏会に登場した時のライヴ。彼の実力をまざまざと見せつけ、絶賛された演奏だ。小澤征爾の指揮も完全燃焼している。
2004年12月のヴォロドスの初来日を前に、公演曲目であるラフマニノフの3番が再リリース。レヴァイン=ベルリン・フィルという強力なサポートを受けて、持てる力を存分に発揮している。
世界で活躍するソリストや名演奏家を集めて90年に発足した水戸室内管弦楽団。常連メンバーである工藤重典、ダーク・イェンセン、宮本文昭の3人がソロを務めた協奏曲集。至芸を堪能できる。
バロック・ヴァイオリンの名手、カルミニョーラのソニー・クラシカル移籍第1弾。新しいエディションを使用した「四季」に、これが世界初録音だった3曲の協奏曲をカップリングした意欲作。
アバド&ベルリン・フィルというこの上もないバックを得て、極上のチャイコフスキーを奏でた、五嶋みどりの代表作のひとつ。ショスタコーヴィチの協奏曲ともども、記憶にとどまる名盤。
デュ・プレがソニーに残した珠玉の逸品。ちょうど病が発症しはじめたころの71年の録音で、真の病名をまだ知らずにいた彼女の豪快でスケールの大きな演奏が堪能できる。指揮は夫君のバレンボイム。
メンデルスゾーンは2度目の録音で、ベートーヴェンは初録音だった。ソニー・クラシカルに移籍して立て続けに録音していた頃のもの。カデンツァは2作品ともベルが作曲して話題となった。
ドヴォルザークはマゼールとの共演から約10年を経て再録音された2度目のもの。すでに大家としての風貌がにじみ出た堂々とした演奏で、名チェリストでもあったハーバートの協奏曲と共に聴き応え十分。