ジャンル : クラシック > 室内楽曲
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番・第2番メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番・第2番
三者が切り立って互いに拮抗するのではなく、出すぎず引きすぎず一体となって作品のエモーションにシンクロしていく。耳目引く刺激はないが伝統の古色にも落ちぬ、いわば安心の音の姿。ワザも響きの色も、キメるべきはキメて耳を逸らさぬ練達の熟演である。
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲全集メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲全集
意外にもメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲は、あまり演奏されない。10代後半の第1、2番、30歳ころから晩年にかけて書かれた第3番から第6番。メンデルスゾーンの透明なロマンが薫る、メロスによる名盤だ。
ノヴァコフスキ:ピアノ五重奏曲 作品17ノヴァコフスキ:ピアノ五重奏曲 作品17
制作・出演
アントン・ノヴァコフスキー / ウィーン・ピアノ五重奏団 / トーマス・ヴィンクラット / フォゥグ・浦田陽子 / ホルガー・グロー / ユーレック・デュバール / ヨァゲン・フォゥグ / ロベルト・バウアーシュタッターオーボエ、ファゴット、ピアノのためのトリオオーボエ、ファゴット、ピアノのためのトリオ
前半はプーランクとフランセというフランスもの。後半はモーツァルトという明快な対照ある構成。フランスものの軽妙洒脱さを、そのままモーツァルトにまで持ち込み、美しい音色と機敏なアンサンブルによって、きわめて精彩に富んだ演奏を展開している。
バルトーク:弦楽四重奏曲全集バルトーク:弦楽四重奏曲全集
アルバン・ベルクSQの代表的な録音であり、バルトークの弦楽四重奏曲の演奏でも最高峰に位置するもの。バルトークの語法を、完璧なまでに表現しつくしている。彼らの合奏能力の高さに圧倒される一枚だ。
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番
ヤナーチェクの現代性と民族性を、ものの見事に引き出した名演。ヤナーチェクの独特な和声、アクセント、メロディ・ラインなどを綿密に検証し表現した、アルバン・ベルクSQにして初めて達成できる完成度の高い演奏が展開されている。
ブラームス:クラリネット五重奏曲 弦楽五重奏曲 第2番ブラームス:クラリネット五重奏曲 弦楽五重奏曲 第2番
クラリネット五重奏曲は、ザビーネ・マイヤーとABQとの共演ということで話題となった録音だ。マイヤーとの絶妙なアンサンブルが素晴らしい。弦楽五重奏曲でも、ABQの驚異的な合奏能力が堪能できる。
ドヴォルザーク/シューマン:ピアノ五重奏曲ドヴォルザーク/シューマン:ピアノ五重奏曲
ABQの2作品をひとつにまとめたアルバム。ドヴォルザークではブッフビンダーを、シューマンではアントルモンを迎えている。いずれもライヴ録音だが、その完成度の高さには目をみはるものがある。
「ウィーン情緒」「ウィーン情緒」
制作・出演
ウィーン・ビーダーマイヤー・ゾリステン / ウェルナー・シェナー / エヴァ・フーラー / ハンス・グレッツァー / マリオ・ショット / ミヒャエル・シェルフーバー / ミヒャエル・ラウフ / ヴォルフガング・イェリネック恋人のワルツ恋人のワルツ