ジャンル : クラシック > 声楽曲
制作・出演
カルロ・マリア・ジュリーニ / トゥリオ・セラフィン / フィルハーモニア管弦楽団 / フィレンツェ五月祭管弦楽団 / ヘルベルト・フォン・カラヤン / マリア・カラス / ミラノ・スカラ座合唱団 / ミラノ・スカラ座管弦楽団発売元
ARC輝かしい声で、イタリア歌曲はいうまでもなく、「島唄」や「グレイト・プリテンダー」のような曲でも自信と好調をアピール。「私の名を知りたければ」では自らのギター伴奏に加え、一発ギャグまで披露するサービスも。伴奏と編曲の朝川朋之は、「忘れな草」まではハープ、「愛の喜びは」からはピアノを使用。楽器の交換による音の変化も楽しいライヴ。
佐藤美枝子が世界に飛躍するきっかけは98年のチャイコフスキー国際音楽コンクール優勝だった。くすんだ音色を持つ佐藤の声は、この作曲家のほの暗い叙情を表現するのにもってこいである。聴く者を惹きつける強い集中力を持った歌唱として高く評価したい。
制作・出演
AliciaCarroll / GraceDavidson / KatieTrethewey / エイミー・カーソン / ガブリエル・コンソート / ジョン・タヴナー / スーザン・ヘミントン・ジョーンズ / ポール・マクリーシュ / マクリーシュハイドン最晩年の傑作「四季」は、カラヤン唯一の録音。カラヤンの信頼していた名歌手たちとベルリン国立歌劇場合唱団とが一体となった、素晴らしい演奏を繰り広げている。意外にも全曲盤は本盤が初CD化だ。
制作・出演
クルト・マズア / グンドゥラ・ヤノヴィッツ / ゴトハルト・シュティール / テオ・アダム / ハンス=ペーター・ブロホヴィッツ / メンデルスゾーン / ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 / ライプツィヒ放送合唱団 / ローゼマリー・ラングバッハの「マタイ」あたりの作品と比べると、このメンデルスゾーンの作品は実に優美であり、宗教的なストイックさも薄いので、どんな聴き手にも受け入れられるかも。明るい確信に満ちたマズアの指揮、作曲者ゆかりのオケ。ともに作曲家への愛情が滲む。
制作・出演
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ / アントニー・ロルフ・ジョンソン / アンネ・ゾフィー・フォン・オッター / アン・ドーソン / イヴォンヌ・ケニー / サー・ネヴィル・マリナー / ジャン・リグビー / トーマス・アレン / メンデルスゾーンメンデルスゾーンの代表的な宗教曲で、晩年の傑作。本盤は、この曲の名演として高い評価を得てきた録音だ。「エリア」の持つ宗教的な敬虔さと、世俗的な、あるいは人間賛歌的な明るさを見事に併せ持っている。
制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / キングズ・カレッジ聖歌隊 / スティーヴン・クレオベリー / トム・クラウゼ / ドホナーニ / ホルスト・ラウベンタール / マルガリータ・リロヴァ / メンデルスゾーン制作・出演
キャスリーン・バトル / ジョン・オリヴァー / タングルウッド音楽祭合唱団 / フレデリカ・フォン・シュターデ / ボストン交響楽団 / ボストン響 / メンデルスゾーン / 吉永小百合 / 小澤征爾 / 松本隆作曲家の生誕200年を飾るにふさわしい絶佳なる演唱の復刻。シュライアー20代の瑞々しい歌声と溌剌たる描出は、メンデルスゾーン歌曲の理想的な表現といってよい。柔軟かつ力強い声で綴られたリートの、何と美しく心に響くことか。オルベルツの伴奏も秀逸である。★
制作・出演
アントン・グァダーニョ / アンブロジアン・オペラ男声合唱団 / エリザベート・バインブリッジ / チャールズ・マッケラス / トーマス・アレン / プッチーニ / モンセラ・カバリエ / ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 / ロンドン交響楽団イタリア系の名テノールたちが、その名を築いた時に必ずと言っていいほど取り上げるイタリアの歌の数々を、絶大な人気を誇る彼も取り上げた。大きな違いは、抜群のリズム感覚。発声を崩してもノリを大切にすることで、クラシックの枠を超えて楽しめるアルバムとなった。
60〜70年代にかけてカラスの後継者と目され、ベルカント・オペラに名唱を繰り広げたスペインのソプラノ、カバリエの全盛時に録音されたアリア集。的確な表現力と柔軟な声が堪能できる。
ヴェルディ最晩年の宗教音楽の傑作。当代最高の合唱団を招いて、高い透明度とオーケストラと合唱の最高のアンサンブルを達成している。ムーティの代表的な録音のひとつだ。
制作・出演
PeterWhelan / アメリ・ミシェル / アントワーヌ・ペクール / ジェレミー・ロレール / ジャン=マルク・フィリップ / スザンネ・レーゲル / ディアナ・ダムラウ / モーツァルト / ル・セルクル・ド・ラルモニー話題のコロラトゥーラの新星ダムラウの美声と芸風が堪能される、ひねりの利いたモーツァルト集。これまでの足跡を辿るような自伝的選曲がなされ、オペラの物語を離れてアルバム総体としてのストーリー展開を聴くようでもある。指揮のロレールは初録音。
ガーディナーとのカンタータ録音でも知られるテイラー。当盤は彼が結成したアンサンブルとによる教会作品オムニバスで、よいところ取りの感は残るものの、バッハの宗教的な深さと多彩な創造性を流れよく示している。滑らかで淀みのない歌と、精緻で温かみが通った合奏が心地よい。