ジャンル : クラシック > 声楽曲
90年代突然、グレゴリオ聖歌の大ブームを巻き起こしたアルバム。19世紀に確立したいささかロマン的なソレム唱法を踏襲しており、何の知識がない人でも気持ち良く聴ける仕上がりとなっている。
レオンハルトが、プレガルディエンを福音史家に迎え、カウンターテナーのヤーコプスに、クイケン兄弟によるソロと、万全の布陣で臨んだ「マタイ受難曲」。ドラマ性を抑え、静謐の美に彩られたバッハ像を作り上げている。
制作・出演
イザベル・プールナール / ギュメット・ロランス / グスタフ・レオンハルト / ジョン・エルウィス / マックス・ファン・エグモント / ヨハン・セバスティアン・バッハ / ラ・プティット・バンド / ルネ・ヤーコプス / レオンハルト87年のレコード・アカデミー賞を受賞した名盤。カウンター・テナーのヤーコプスら古楽のトップ歌手と、S.クイケン率いるラ・プティット・バンドとが一体となり、抑制された表現でバッハの本質を浮き立たせている。
制作・出演
アンケ・フォンドゥンク / カミーユ・サン=サーンス / シモーナ・ホーダ=サトゥローヴァ / ハンス・イェルク・マンメル / フローリアン・ベッシュ / マインツ・バッハ合唱団 / ラルパ・フェスタント / ラルフ・オットー / レギーナ・ペンツァー一風変わった味のある選曲、ピリオド楽器のオケと合唱の静謐なハーモニーが得難い音楽体験をもたらしてくれる。耳に慣れた名曲「天使のパン」を聴いても、求めていた演奏はこれだと納得させられるだけのものがある。ドイツの合唱は大きく変貌している。
世界最高のディーヴァの一人が歌う、荘厳な祈りの調べ。オーケストラをバックにバッハ、フォーレなどの宗教曲を取り上げ、輝かしく透明な声で「天上の響き」を聴かせるバトル。その素晴らしい魅力が存分に味わえる作品です。
制作・出演
ウィリアム・ブレイク / ウェバー / オーケストラ・オブ・ウェルシュ・ナショナル・オペラ / グレアム・ジャクソン / コーラス・オブ・ウェルシュ・ナショナル・オペラ / シャルロット・チャーチ / ショーン・エドワーズ / メイニア・ヒューリン天使の歌声の愛称で知られるシャルロット・チャーチの、記念すべきデビュー・アルバムです。全世界で記録的な売上を達成し、イギリス中を虜にした鮮烈なアルバムは、ウェールズ・ナショナル・オペラのオーケストラと合唱団を従え、シャルロットの透明感溢れる声が美しい旋律の数々を表情豊かに歌い上げます。成熟した女性と無邪気な少女の狭間を漂う不思議な美声が時にははかなげに、時には伸びやかに響きわたります。イギリスを代表する作曲家、アンドリュー・ロイド・ウェバーの「ピエ・イエズ」や、「詩篇第23番」などの宗教歌、さらにはアイルランドの伝承歌「ダニー・ボーイ」まで、彼女の明るさが、ひたむきさが滲み出てくる、温もりに満ちたアルバムです。
昨年9月に惜しまれつつ世を去った大スターテノール歌手、ルチアーノパバロッティが1985年にエミリア=ロマーニャ州モデナで行ったコンサートのライヴ・アルバムです。パヴァロッティの超人的な歌唱は勿論、観衆も大変な歓声をパヴァロッティに贈っており臨場感あふれる内容になっています。パヴァロッティの歌唱を支えるエミーリア・ロマーナャ・A.トスカニーニ交響楽団も、バックリーの指揮の下、ソリストに寄り添うように演奏しています。※日本初発売の貴重盤です。
制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / エヴァ・ケラー / ジェイムズ・レヴァイン / ズービン・メータ / ニューヨーク・フィルハーモニック / プッチーニ / プラシド・ドミンゴ / メトロポリタン歌劇場管弦楽団 / レナード・バーンスタイン / ロンドン交響楽団世界のオペラ・シーンをリードし、3大テノールの1人としても人気を誇るプラシド・ドミンゴのベスト2枚組。ソニー・クラシカルに1970年代から約30年にわたって録音した音源からセレクト。1枚目には有名オペラからきわめつけの名アリアを収めており、2枚目にはその幅広い活躍ぶりに驚くしかないポピュラー(サルスエラ、ラテン・レパートリー、サントラ)編を収録した、豪華2部仕立てとなっています。共演者にレナータ・スコット、ボー・スコウフス、ジョン・デンヴァー、モーリン・マクガヴァンといった豪華スターたちを迎えています。ドミンゴの一番輝いていた時期の録音だけに、世紀の名テナーの貴重な永久保存盤2枚組といえるでしょう。
制作・出演
T.ガルセス / ウィーン交響楽団 / オレグ・カエターニ / ジュゼップ・マリア・アルピステ / ジョナサン・テュニック / バルセロナ・リセオ歌劇場管弦楽団 / ホアン・カザス / ホセ・カレーラス / リチャード・ロジャース / ロンドン交響楽団3大テノールの一人、カレーラスが歌う十八番のオペラ・アリアとミュージカル・ナンバー、歌曲で構成されたまさに彼の魅力を凝縮した「カレーラス・ベスト」です。
バーンスタインは指揮者として精力的に活躍する一方でミュージカルの作曲家としても良く知られ、いくつものヒット作を手がけてきました。彼の代表作の一つである「ウエストサイド・ストーリー」は、現代版ロミオとジュリエットとして1957年の初演以来広く愛されてきたヒット作品。1961年には映画化もされて人気を博しています。ここに収録されているのはブロードウェイのステージで実際に演じていたキャストによるオリジナル・キャスト・バージョン。バーンスタイン自身の指揮による、管弦楽向けにアレンジした「シンフォニック・ダンス」も収録しています