ジャンル : クラシック > 現代音楽
迦陵頻伽カラヴィンカー廣瀬量平の音楽 その汎アジア的な世界迦陵頻伽カラヴィンカー廣瀬量平の音楽 その汎アジア的な世界
ぼんやりとアジアではなくて、そのものズバリ、廣瀬量平の音楽にはインドの響き、そして仏教の響きがこだましているようだ。抑えられた色彩による、静かだが筋金入りのメディテーションとファンタジーが絶妙。70年代の名手たちの演奏が存分に楽しめる。
ウェーベルン:管弦楽のための作品集ウェーベルン:管弦楽のための作品集
現代曲を得意としたケーゲルの名盤のひとつ。ウェーベルンの初期作品から十二音技法を確立した交響曲まで、主要な管弦楽作品をまとめて聴くことができる。豊かな表情に満ちた演奏が印象的だ。
ノーノ:作品集 力と光の波のように/墓碑銘 第1曲 わが心のスペイン/墓碑銘 第3曲 故人のための祈りノーノ:作品集 力と光の波のように/墓碑銘 第1曲 わが心のスペイン/墓碑銘 第3曲 故人のための祈り
制作・出演
JulioCiesler / ウルスラ・ラインハルト=キス / ジュゼッペ・ラ・リカータ / ヘルベルト・ケーゲル / ホルスト・ノイマン / ライプツィヒ放送交響楽団 / ライプツィヒ放送合唱団 / ルイジ・ノーノ / ロスヴィタ・トレクスター発売元
キングレコード株式会社「力と光〜」は、アバド、ポリーニ盤に勝るとも劣らない演奏。「墓碑銘」は、この作品の代表的な録音。ノーノの代表作で極めて政治的な作品だが、ケーゲルは鋭くも冷静に作品を見据えている。
新実徳英:協奏的交響曲〜エラン・ヴィタール〜/渡辺俊幸:Essay for Drums and Small Orchestra/ブトリー:Urashima〜8世紀の日本の伝統による〜新実徳英:協奏的交響曲〜エラン・ヴィタール〜/渡辺俊幸:Essay for Drums and Small Orchestra/ブトリー:Urashima〜8世紀の日本の伝統による〜
3曲ともOEKの委嘱作品。2007年尾高賞受賞作である新実作品は緻密に書き込まれた秀作。最後に鎮魂の意味でバッハが引用される。映画やドラマの音楽で知られる渡辺の作品はドラムを中心とした楽しい曲。フランスのブトリーの“浦島”も面白い。
オーケストラル・スペース1966 :武満徹:オーケストラとピアノのための「弧」第1部/高橋悠治:ピアノのための「クロマモルフ」2番/一柳慧:オーケストラと磁気テープのための「ライフ・ミュージック」/湯浅譲二:2つのフルートのための「相即相入」:小澤征爾指揮/若オーケストラル・スペース1966 :武満徹:オーケストラとピアノのための「弧」第1部/高橋悠治:ピアノのための「クロマモルフ」2番/一柳慧:オーケストラと磁気テープのための「ライフ・ミュージック」/湯浅譲二:2つのフルートのための「相即相入」:小澤征爾指揮/若
ユー・アーユー・アー
小コーラス&室内アンサンブルと、8つのチェロのための近作2題を収録。前者は短い4つのテクストを反復素材とする。和声的な拡がりとリズムの躍動はあたかもナイマン的な聴きやすさに通ずるかのよう。後者はベイザー一人による多重録音ながらその完成度はきわめて高い。