ジャンル : クラシック > 現代音楽
80年代後半から90年にかけての吉松隆の作品を収める。ファゴット協奏曲も尺八と箏のための作品も自分のワールドにしてしまうところが彼の魅力。吉松独自の抒情的でノスタルジックな音楽が満喫できる。馬込のファゴットはあたたかでよく歌う。
伝統を誇るレーベルが擁する歴史的名演から最新の話題盤まで、名曲名演を厳選した“RCAレッド・シール★ザ・ベスト”の1枚。現代を代表する古楽器オケの指揮者、鍵盤奏者として活躍しているコープマンのバッハが味わえる。
武満徹と深い親交があったタッシの武満アルバムに3曲を追加したもの。「カトレーン」はタッシのために作られた曲。タッシの武満は繊細で美しい。名演が集まった素晴らしいコンピレーションだ。
発売元
株式会社フォンテック記念演奏会シリーズ3作目のリリースは、一般の合唱団が採り上げてゆきそうな作品を集めたアルバム。特に「混声合唱とピアノのための組曲 夢の意味」は十分にわかりやすく、多くの歌い手のツボを刺激しそうな美しい展開を持つ佳曲だ。合唱の世界もまた、時代が一巡して平易志向になっていくのだろうと思わされる。
ぼんやりとアジアではなくて、そのものズバリ、廣瀬量平の音楽にはインドの響き、そして仏教の響きがこだましているようだ。抑えられた色彩による、静かだが筋金入りのメディテーションとファンタジーが絶妙。70年代の名手たちの演奏が存分に楽しめる。
現代曲を得意としたケーゲルの名盤のひとつ。ウェーベルンの初期作品から十二音技法を確立した交響曲まで、主要な管弦楽作品をまとめて聴くことができる。豊かな表情に満ちた演奏が印象的だ。
制作・出演
JulioCiesler / ウルスラ・ラインハルト=キス / ジュゼッペ・ラ・リカータ / ヘルベルト・ケーゲル / ホルスト・ノイマン / ライプツィヒ放送交響楽団 / ライプツィヒ放送合唱団 / ルイジ・ノーノ / ロスヴィタ・トレクスター発売元
キングレコード株式会社「力と光〜」は、アバド、ポリーニ盤に勝るとも劣らない演奏。「墓碑銘」は、この作品の代表的な録音。ノーノの代表作で極めて政治的な作品だが、ケーゲルは鋭くも冷静に作品を見据えている。
3曲ともOEKの委嘱作品。2007年尾高賞受賞作である新実作品は緻密に書き込まれた秀作。最後に鎮魂の意味でバッハが引用される。映画やドラマの音楽で知られる渡辺の作品はドラムを中心とした楽しい曲。フランスのブトリーの“浦島”も面白い。