ジャンル : クラシック > 現代音楽
アーリー・ワークス<1965-1972>アーリー・ワークス<1965-1972>
複数の演奏者が同一のパターンを奏しながら次第にずれを生み出すライヒの〔漸次的位相変換プロセス〕。その最初の実践が二本のテープ・ループによる(1)と(4)である。ライヒの初期の作品は「聴く」という行為に鋭く斬りこんでくる実験音楽であった。
ライヒ:ディファレント・トレインズライヒ:ディファレント・トレインズ
クロノス・クァルテット、さらにフュージョン・ギタリストのパット・メセニーという顔ぶれも興味深いが、本作がライヒ自身の作風としては先祖がえり的な側面をのぞかせていることも見逃せない。単純さゆえの豊饒がここにはある。