ジャンル : ジャズ > フュージョン
抜きん出た技量を誇る三人のスペシャル・プロジェクト第3弾。テクニックは表現の幅を拡大し、よって音楽も壮大なものになる。各人のきらびやかなテクニックにもうっとりだが、それ以上に色彩豊かなスケールの大きいサウンドが爽快。楽器キッズは必聴!
制作・出演
akiko / ジャック・シュワルツバルト / テレオン・ガレー / ニール・エヴァンス / ブルース・フラワーズ / マーク・ホイットフィールド / レジー・ワシントン / ロイ・ハーグローヴNY録音によるビリー・ホリデイの愛唱曲集。プロデュースにディアンジェロやエリカ・バドゥのサポートで知られるブラザー・ジャックを起用して聴き慣れた名曲群をR&Bテイストに大胆アレンジ。現代アコースティック・ジャズの新機軸となる一枚。★
ウッズの朴訥で哀愁を帯びたサックスがいつの間にかストリングスの切々とした調べをリードし、スウィングさせ高揚させる。それに触発されてカルテットの仲間たちのプレイにも熱がこもり、スリリングで優雅な共演作品である。アレンジの妙味もたっぷりと楽しめる逸品。
山中湖近くのクラブの87年ライヴを収録した本盤は寡黙ながら粋な風体の江戸職人に横丁の飲み屋、あるいは旅先で出会った感じだ。モンクゆずりのペーソスに加え、それをシットリとスウィングさせたジョーダンの技は我らの肌にじつによく馴染む。
日本ツアーで好んで弾いた9曲に有名な自作曲(10)を加え、いずれも晩年のソロ演奏の未発表音源で構成された、故人を偲ぶに相応しい、しみじみと心にしみる作品。緩やかに和やかに情感豊かにこうしていつまでもいつまでも弾き続けてくれそうな気配すら漂わせている。
MJQなどの人気ジャズ・ユニットを率いる鬼才が自ら主役になった91年録音のピアノ・トリオ作品。素材はいずれもバラード。スタンダードとオリジナルに華麗なアレンジを施し、シンセでストリングスのスパイスをちりばめ、お洒落な雰囲気のジャズに仕上げた。
エヴァンス派のピアニストとして定評の高いエンリコが初期に残した作品の本邦初CD化。最新録音の未発表演奏も2曲が追加されている。ソロが約半分というのも、このピアニストの魅力に迫る上でいい構成だ。それにしても上手い。聴き惚れてしまった。