ジャンル : ジャズ > フュージョン
当時開発されたエレクトリック・テナー・サックスを導入して、エディ・ハリスのあらゆる魅力をフィーチャーした代表作。とはいえそれほど電子色は強くなく、ハリスの演奏はヒューマンな響きを決して失わない。(2)はハリス作の代表的なファンキー曲。
ハモンド・オルガンの名手マクダフ、66年アトランティック収録で絶好調だ。気に入ったら即とり込んで自分流にしてしまう調子の良さも当時としては主流で大受け。ソウル・ジャズ、R&B、ロックが混沌と存在していた時代を感じさせる名盤。
マクダフ&ニューマンの“二つの樽にたっぷりつまったソウル”というタイトル、それにピッタリのジャケット、そして看板に偽りなしのソウルフルこの上ない演奏内容。さすが黒人音楽の総本山アトランティックだ。ソウル・ジャズ好きに好機到来の復刻。
アトランティックのソウル・ジャズを代表するピアニスト&シンガー。ゴスペルやブルースに根ざしたファンキーさは、まさに本物の風格といった感じ。あのロバータ・フラックを成功へと導いたシンガーでもある彼。いまこそ見直されるべき秘宝級のアーティスト登場。
ハード・バップ・コルネット奏者のナンバー・ワン的存在。その独自の力強く、ファンキーなプレイは聴く者を魅了する。ファンキーな名曲「ジャイヴ・サンバ」や「ワーク・ソング」をはじめ、自作の曲のみをとりあげた“自叙伝的”な一枚。20000年1月死去。
ジャズの人によるロックのカヴァー集にしか聴こえない部分も(ロック耳から聴けば)あるのが醍醐味のジャズ・ロックの名作。ラリー・コリエルのギターが素晴らしい。ロックとジャズの融合ではなく、曲としておもしろいからやったということでしょう。
原信夫とシャープス・アンド・フラッツに宮沢昭、沢田駿吾、白木秀雄などをゲストに迎えたジャズ・スタンダード集。61年のステレオ録音の最高峰アルバムを、スーパー・アナログで有名な高和元彦の監修で、ピュアでダイナミックにリマスタリング。
65年に発表された、日本を代表するジャズとラテンのビッグバンドが左と右のチャンネルに分かれて競演した特別録音企画盤。音の厚みと迫力に圧倒される。ビッグバンドは冬の時代が続いているが、こういうCDを聴くと失ったものの大きさを痛感する。
サム・テイラーとは、「ハーレム・ノクターン」で知られ、ムード・サックス奏者として60年代の日本で一世を風靡した米人プレイヤー。当時流行していたサム流のサウンドを模して、左と右チャンネルにサックスの松本英彦と宮沢昭を配した軽音楽企画アルバムがこれ。
胸にジーンとくるバラード・プレイの妙味。そんな本作品はレキシントン・ホールでの感動のライヴ・アルバム。(4)と(7)と(8)におけるミュート・プレイなどは哀愁たっぷりのナンバーで、もうたまらないといった感じ。“ゴイコヴィッチ節”を十分に堪能してもらいたい。