ジャンル : ジャズ > フュージョン
森山とマルが正面からぶつかり合った即興演奏集。マルは元々フリー・ミュージックにも素晴らしい才能を示すピアニストだけあって、森山との共演は全編スリリングなプレイの連続となった。パーカッシヴなタッチと森山のドラミングが見事な融合を示す。
当時某ジャズ誌にエッセイを連載するほか、文筆業でも活躍していたベーシストの96年作。スタンダードを中心とした選曲で、堅実なベース・プレイは抱擁力もあって、よく歌うし、ナイス。滋味豊かなテナー・サックス、アル・コーンの息子によるギターも好演。
'82年録音のコルトレーン・ジャズ・アルバム。E・ジョーンズとM・タイナーにファラオ・サンダースが加われば、これはもうコルトレーンのバンドみたいなものだ。コルトレーン・ジャズを継承する3人のモーダルでスピリチュアルなプレイは圧巻。
初来日コンサートの第2部。パート1は昨年リリースされた。フリー・ジャズの大物テイラーの初来日に日本は沸いたそうだ。実験音楽色の強いハードコアなジャズにも熱くなった時代だ。テイラーは特別な存在とはいえ、ここには時代の熱気が渦巻いている。
静かで目立たない楽器だったベースもジャコ・パストリアスの出現により表通りに登場するようになった。チョッパー奏法を得意とする鳴瀬喜博が我が国を代表するベーシストであることに異論はないだろう。バーボンに残した4枚からのベスト・セレクション。
ビル・エヴァンスが加わっているマイルス・デイビスのコンボの未発表テイク。もちろん往年のジョン・コルトレーンなどのメンバーも加わっており、マイルス最盛期の作品集としてとても貴重な一枚。モードの時代にもかかわらずビ・パップ風な演奏だ。
カーネギー・ホールでの'49年12月25日と'52年12月14日の演奏が収録されている。(4)はディジー・ガレスピーとの共演で、二大巨頭が顔を合わせたことだけで大満足、という場内の雰囲気が伝わってくる。レッド・ロドニーのトランペットが聴きもの。
早いもので没後して10年以上が経過しているのに、各方面からの未発表音源の登場が衰えることのないビル・エヴァンス。これは72年のトリオによるコンサートの模様を収めたもの。音質も良好で、おなじみのナンバーを味わい深く仕上げているのが印象深い。
白人的な機知を散りばめるのに長け人気を博していた名コンビの掘り起こしライヴ盤。54年カリフォルニアで録られたものが主で、(8)以降は59年のニュー・ポート・ジャズ祭におけるものとか。洒落た感覚で協調していたありし日の様子を伝えてくれる。
ジョー・サンプル、ジョージ・デューク、スタンリー・クラークと参加者の顔ぶれが賑やかなアトランティック第6作。ユセフ・ラティーフ作の(9)以外は全部オリジナル。一部ジャズ色の強い演奏もあるが、大半はファンク・ベースのポップ・フュージョン。
サッチモのトロンボーン版みたいな愛嬌を感じるのがディッケンソン独特の奏法である。ビッグ・バンドを渡り歩いた彼が56〜57年ごろリーダーとして初めて録音したもの。リズム・セッションの仲間を集めた気楽なプレイだ。この雰囲気は渋好みに受けそう。