ジャンル : 演歌・純邦楽・落語 > 純邦楽・民謡
恋飛脚大和往来 封印切 新口村恋飛脚大和往来 封印切 新口村
二代目鴈治郎の忠兵衛、八代目三津五郎の八右衛門のやりとりのなか封印を切る新町井筒屋の場。鴈治郎の「三百両、八右衛門。どど、どんなもんじゃ」の意気地の見栄。ここから雪の中を落ちてゆく梅川(二代目扇雀)と忠兵衛。上方和事の典型がこれだ。
観世流祝言小謡集観世流祝言小謡集
能楽五流の中で江戸(東京)で長らく栄えた観世流が最もポピュラーだと思われる。「高砂」「老松」など五流共通の曲や、観世のみの「大瓶猩々」「梅」等から祝い事向けの部分を1〜2分程度ずつ収録。この長さなら眠くならない!?
喜多流祝言小謡集喜多流祝言小謡集
江戸時代に創始した喜多流は五流中もっとも新しい。諸流の長所を取っているので喜多流ならではの個性には欠けると言われるが、喜多実の場合、声が高いせいか緊張感のみなぎる奏演だ。このテノール風な謡にはすがすがしさを感じる。
邦楽囃子大系邦楽囃子大系
長唄囃子の第一人者であり録音も数多い堅田喜三久師の壮大な企画盤。1,2枚目は「囃子組曲七種」として長唄曲の囃子部分を構成。3枚目以降はTPOに即した囃子をあたかもカタログのように並べている。囃子の手を集大成した目的の明快な「大系」であり資料的価値も高いが、大小鼓に笛と掛け声だけで多彩な音楽表現を可能にしているこのジャンルへの感嘆も大きい。