発売元 : グ・ルーヴ
ラストコンサートラストコンサート
2002年に亡くなったピアノの名手の、正真正銘のラスト・コンサートを収めたライヴ盤。彼が愛した日本での演奏で、長年デュオを組んでいたベースの中山英二とのデュオだ。死の40日前とは思えない気迫がみなぎり、深い絆に結ばれた盟友との心を通わせながらの演奏が胸を打つ。
イフ・ユー・クッド・シー・ミー・ナウイフ・ユー・クッド・シー・ミー・ナウ
日本のライヴ・ハウス・シーンで長らく活躍してきた信念のピアニストの、久々のリーダー作。バップ精神をこよなく愛し、そのピアノ・スタイルは年輪を重ねることで洗練されてきたが、揺るぐところはない。繊細な感受性も音に忍び込ませての歌心は味わいたっぷり。
タイムレス・アフェアータイムレス・アフェアー
新ユニットによる初アルバムは陰りのないオーソドックスな奏法が結果的にラップ・パートに勝り、60〜70年代の薫り漂う魅惑的な仕上がりとなっていてきわめて心地よかった。が、わがままな聴き手は次回に今というシーンに激しくぶつかる様を期待しているのだ。
ミュージック・フォーエバーミュージック・フォーエバー
ハード・バップを信奉するピアニスト、吉田桂一の初リーダー作。吉田は63年生まれ。最もソニー・クラークから影響を受けた。これは10年近く続けているレギュラー・トリオによる録音。彼の演奏を聴くと、ハード・バップをこよなく愛していることがわかる。