発売元 : ビクターエンタテインメント株式会社
本作はセルジオ・メンデス・プロデュースによるブラジル色の濃いサウンドとなった。エドゥ・ロボやジャバンの佳曲が巧妙なアレンジで繰り広げられる。セル・メンは阿川のキャラクターに狙いを付けていたというが、ブラジル'66時代のニュアンスもあり楽しく聴けた。
(1)が総てを語っている感じだ。強引に何かにたとえるとすれば、U2をバックに従えてボブ・ディランが歌っている。それほど新しい空気に戯れながら力強い歌ではじまる。歌いたくなったから、歌わずにはおれないのだ。ここには、その決意がみなぎっている。
「六本木純情派」や「湾岸太陽族」などを含む荻野目のベスト。「ダンシング・ヒーロー」は英語ヴァージョン。未発表曲が4曲入ってます。けっこうキバッて歌っても小ギレイな表情が消えない所が魅力と再確認しました。
あまりのポップさゆえインディーズでは異端児だったバクチクのメジャー・デビュー盤。タテノリのパンク・ビートから変拍子の屈折ポップ・ソング、GS調のバラードまで、確かに見事なほどに節操がない。ガジェット化したロックを象徴する痛快な一枚。
スタークラブ結成10周年記念アルバム。ひたすらパンクを愛しパンクに生きてきた彼らが70年代における英米パンク・グループの代表的ナンバーを選びカバーしたパンク・ファン必聴の一作だ。
酒井法子の1stアルバムで、デビュー曲「男のコになりたい」はアルバム・ヴァージョンを収録しています。アイドル・パターンの典型曲「お願いダーリン」とデビュー曲は、リキが入った作りになっています。それを彼女がシラっとこなしているのがニクイ。
ロン・カーター、ローランド・ハナ等との前作とは打って変わって、本作はロニー・フォスターを中心にしたL.A.フュージョン・スタイル。彼女の多彩な許容性は定評のあるところだが、作品ごとのあらゆるサウンドを歌い切ってしまう姿がとにかく圧倒的。