音楽むすび | 発売元 : ピーヴァインレコード

2006年からレックと中村達也の二人組になったフリクションのライヴ。2006年4月以降のライヴ音源からセレクト。モジュレーションをかけたブリブリのベースとワイルドに歌うドラムのマッチングは想像以上によい。これは疾走感と重量感を兼ね備えた理想のロックか!?　「Pistol〜Fire」のメドレーは格好よすぎる。

ジブリ・レゲエ、ジブリ・ジャズに続くジブリ・カヴァーはジブリ・サンバ。女性ヴォーカリスト、SONOROUSと元エレクトリンクの木恵つよしからなるサンビスタ・ジービーエルの歌と演奏は、サンバというよりもボサ・ノヴァ寄りの本気ラウンジ・ミュージックで、聴きごたえ十分！

注目のシンガー・ソングライター、ルース(80年生まれ)のデビュー・アルバム。これまで書いてきた自信作ばかりを収めたのだろう、キャラクターの立った曲の数々が、けだるい歌声とともに展開されていく。トレインチャに続くオランダのジャジィ・ポップ・シンガーとして人気を集めるのでは。

一貫して昭和歌謡的な世界を再現してきた大西ユカリが、山口百恵などを手掛けた宇崎竜童をプロデューサーに迎えた。バックは美空ひばりや江利チエミの信頼も厚かったアロージャズオーケストラ。作詞には阿木耀子も迎え、絢爛たる平成のリズム歌謡が完成した。ソウルフルな歌唱が相変わらず素晴らしい。

宇都宮出身のヒップホップMC、ジョイスティックの1stアルバム。2006年にDESTINOとの共作で発表した「1981」の続編をはじめ、インパクトの強いフロウが堪能できる。