発売元 : マーキー・インコーポレイティド株式会社
ドイツ出身のヘヴィ・メタル・バンド、デッドロックの約2年ぶりとなるアルバム。紅一点の女性ヴォーカリスト、ザビーネのキュートで繊細な歌声とヨハネスのデス声が絡み合い、独自の世界観を構築している。
エリック・マーティン、スティーヴ・ヴァイ、スティーヴィー・サラスなどなど豪華アーティストが多数参加したスーパー・プロジェクトのデビュー・アルバム。各アーティストの魅力が際立つ楽曲をたっぷりと聴かせる。
ノルウェーを代表するゴシック/シンフォニック・メタル・バンドの4枚目のアルバム。繊細な女性ヴォーカルとシンフォニックなヘヴィ・サウンドが融合し、神話の世界へ迷い込んだような気分にさせる。
スイスの国民的ハード・ロック・バンドのアルバム。バンドの屋台骨であったシンガー、スティーヴ・リーに捧げる追悼バラード・ベストとなっており、主に『ホームラン』以降のアルバムからの選曲。エモーショナルな歌声とメロディアスな楽曲が存分に楽しめる。
英国のハード・ロック・バンド、テンの約4年ぶりとなるスタジオ・アルバム。歌メロにフォーカスした王道で正統派なサウンドは健在、デニス・ワードのプロデュースによる新たな風も感じられる。往年のハード・ロック好きにもおすすめ。
米国ミネソタ州出身の新世代メタル・バンドのサード。2000年代のアメリカのメタルコアの流れを感じさせる咆哮ヴォーカルとキャッチーな曲だが、キング・クリムゾンのようなリズムを組み込みつつテクニカルなギター・ソロを挿入するなど、プログレの要素もポイントだ。日本盤は前作の3曲を追加。
2006年に加入したトニー・ミルズ参加3作目で、通算で12枚目のオリジナル・アルバム。開放感に満ちあふれながらもヘヴィなシャッフル・ナンバーの「エンジン」をはじめ、アグレッシヴなサウンドと往年のメロディアスなサウンドを融合、円熟期に入りながらもフレッシュな感性も兼ね備えた作品に仕上がっている。
元ストラトヴァリウスのティモ・トルキ(g)が組んだバンドの3作目にしてラスト・アルバム。のっけからトルキの高速ギターが炸裂し、ファンの溜飲を下げてくれる。そのほか、叙情的なメロディがいかにも北欧的なメタル・ナンバーが満載。メロディックな楽曲を力強く展開するさまは痛快極まりない。
ディープ・パープルのギタリストとしても活動するスティーヴ・モーズが、女性シンガーと結成したユニットの1作目。アコギ、もしくはエレキのクリーン・トーンを使い、女性シンガーの透き通る歌声を引き立てる。その歌と旋律に全身を包み込まれたとき、癒されるような感覚を覚えるはず。
2003年にデビューしたヘヴィ・メタル・バンドの、ベーシスト交代後の2作目。ややハスキーな甘さもあるヴォーカルで、メロディもキャッチー。比較的ポップで親しみやすい演奏だ。美しいコーラスで始まるミディアム・ナンバー、マイケル・ボルトンのカヴァーもあり、多彩な曲が並ぶ。
フィンランドから舞い降りた歌姫、カトラ・アンニーナ・ソロプロをフィーチャーした、北欧シンフォニック系の新鋭バンドのセカンド・アルバム。カトラのクリスタル・ヴォイスが映えるメロディック・ハードなナンバーからパワー・バラードまで、コマーシャルな魅力を持った一枚といえよう。
スペインの人気ヘヴィ・メタル・バンドの通算8作目。ファンタジックな物語をドラマティックなアレンジで展開するシンフォニック・プログレの要素も入ったメタル・バンドだが、オペラチックなコーラスや情熱的なメロディはスペインのバンドならでは。シアトリカルな曲構成はライヴで映えそう。
ジャーマン・パワー・メタル・レジェンドの結成30周年作は、『チューンズ・オブ・ウォー』(96年)以来となるスコットランドの歴史がテーマ。とはいえ、『チューンズ〜』のようなコンセプト的要素は少なく、トラッドを時折挟んだ楽曲はヘヴィ・メタルとしての自由度を高めている。
イングヴェイのフォロワーとして知られるギタリスト、ダッシャン・ペトロッシがアイアン・マスクと並行して活動するもう一つのバンド、マジック・キングダムによる6年ぶりのサード・アルバム。過去2作と比較してパワー・メタル要素も強い楽曲が目立つが、プレイはいい意味で相変わらず。速弾き&弾きまくり。
元ナイトウィッシュの歌姫、ターヤのオリジナル・スタジオ作品第2弾は、曲ごとで異なった感情や雰囲気を表現するためにミックスの細部にまで拘りが施されている。歌劇にも通じるシアトリカルな世界観が同時代的なヘヴィ・ミュージックの中で展開されるさまは、早くもオリジナリティを確立した感がある。
英国のブラック・メタル・バンドが女性キーボード奏者兼ヴォーカリストを新たに加えて送る通算9作目。聖書などに登場する魔女リリスを主人公に据えたダークな物語が、ヘヴィかつ荘厳なサウンドと男女のツイン・デス・ヴォイスにより、禍々しくもロマンティックに綴られている。