発売元 : 日本コロムビア株式会社
広瀬の3枚目のアルバム。シューマンではほの暗い色彩をていねいに情をこめて歌っている姿に心を打たれる。ラフマニノフやリストでは実演でも見せてくれたように、息をひそめたような弱音から楽器全体が轟く強音まで、その若さあふれるダイナミックさは注目。
ガラガラ声の“おばあさん落語”で、子供から大人まで幅広い年代層に人気を得た五代目古今亭今輔の落語集。柳家金語楼が今輔のために書いた「葛湯」のナンセンスな爆笑芸、古典の「藁人形」の芝居がかった脚色と噺ぶりなど名人の魅力を満喫できる。
新作落語で人気を得た今輔といえば、婆さん声を生かした“婆さん落語”で知られる。「旅行日記」のシュールで皮肉なサゲ。役所の窓口を困らせる珍客がやってくる「印鑑証明」。最速のテンポで噺を進める古典の「囃子長屋」では、得意の婆さん声も使う。
五代目今輔といえば、お婆さんもので幅広い人気を得た新作落語の旗頭だったが、古典でもいい味を出していた。「ねぎまの殿様」は明治時代につくられた作品だが新作の味を巧く生かした語り口で、親しみやすく仕上げている。再評価されるべき噺家の一人。
制作・出演
アンナ・モッフォ / アーリーン・オジェー / ビゼー / ピエロ・カプッチルリ / フランコ・コレルリ / ヘレン・ドナート / ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団 / ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団 / ロリン・マゼール発売元
日本コロムビア株式会社マゼールの初の「カルメン」となった録音。モッフォの妖艶なカルメンが目に浮かぶような優れた歌唱と、まだ輝きを放っていたコレッリ、勢いのあるカプッチルリと、鋭利なマゼールの指揮。見逃せない1枚。
制作・出演
アンナ・モッフォ / エンゲルベルト・フンパーディンク / クリスタ・ルートヴィヒ / クルト・アイヒホルン / テルツ少年合唱団 / ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ / ヘレン・ドナート / ミュンヘン放送管弦楽団 / ルチア・ポップ発売元
日本コロムビア株式会社モッフォとドナートの見事なアンサンブルが、このメルヘン・オペラを華やかなものにしている。ルートヴィヒ、フィッシャー=ディースカウ、ポップなど、脇も一流で固めた豪華で贅沢なアルバム。
制作・出演
アンナ・モッフォ / アーリーン・オジェー / クルト・アイヒホルン / グルック / ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ / トーマス・スチュワート / バイエルン放送合唱団 / ベルント・ヴァイクル / ミュンヘン放送管弦楽団発売元
日本コロムビア株式会社軍歌・戦時歌謡13曲+オリジナル3曲で、幼少期を戦時下に過ごした彼女の“平和”への想いをまとめた企画作。空襲など自らの悲惨な体験をベースに、死んでいった者への温かな眼差しを込めつつ、あの時代への嫌悪とある種の郷愁を見事に唄い上げている。
河内音頭の第一人者、鉄砲光丸による名門“鉄砲会”の音頭の真髄を聴かせるアルバム。家康の命で大阪城から千姫を救出した坂崎出羽守の悲恋を描いた山本有三原作「坂崎出羽守 誉の巻」と「坂崎出羽守 悲恋の巻」の2演目を完全収録。豪華演奏陣も聴きどころ。
ふかわりょうの本気が伝わってくるロケットマンの6年ぶりのアルバム。イントロのMCを楠田枝里子が担当してつかんだあとに、元オフコースの鈴木康博、平松愛理、土岐麻子、一十三十一などの豪華なゲストが登場、流れるような構成であっという間の50分あまり。
制作・出演
アンナ・モッフォ / イタリア放送合唱団 / カルロ・フェリーチェ・チラーリオ / ジュリオ・フィオラヴァンティ / ドニゼッティ / パオロ・ワシントン / ピエトロ・ディ・ヴィエトリ / ラヨス・コスマ / ローマ交響楽団発売元
日本コロムビア株式会社「ルチア」は、アンナ・モッフォの当たり役で、プレートル盤が有名だが、こちらも捨てがたい。これはテレビ映画用のサウンドトラックで、感情の乗りがいい。モッフォ・ファンにはありがたい1枚。
制作・出演
アンナ・モッフォ / エメリッヒ・カールマン / グラウンケ交響楽団 / シャーンドル・ネーメット / ダグマール・コラー / ツィゴイナー・オーケストラ / ベルト・グルント / ペーター・コルネルセン合唱団 / ルネ・コロ発売元
日本コロムビア株式会社美人歌手として、60年代に絶大な人気を誇ったアメリカ出身のソプラノで、ヨーロッパで活躍していた。「トスカ」「椿姫」など当たり役を含んだアリア集で、全盛期のアンナ・モッフォの美しい声が堪能できる。