音楽むすび | 発売元 : 株式会社ウェブクウ

佐賀出身のシンガー・ソングライターによる初アルバム。R&Bベースのスロー〜ミディアムがメインで、派手さはないが、ソウルフルで表現力豊かな歌声にグイグイ惹き込まれる。ビターな歌詞も含め、大人の鑑賞に堪え得る実力派新人。今後が大いに楽しみ。

西田佐知子が歌った「アカシアの雨がやむとき」で作詞家としての評価を得た水木かおる作詞による曲を渡哲也は歌っていた。「くちなしの花」「あじさいの雨」などは、いかにも“映画俳優の歌”と思わせるエコーの利いた、突き放した歌唱による歌謡曲だ。

“ロカビリー・バイブル第1弾”と銘打った意欲的な作品であり、その中身は古今のロカビリーの名曲をフル・カヴァー。厚すぎず薄すぎずという具合に程よい音色が心地よく、トリオならではのフットワークの良さがある。何よりも名曲へのリスペクトを感じられる。

ジャケットをイラストにすることで、腐女子ファンのハートもゲット。4人組ロック・バンドの2作目は、まっすぐな想いを綴った、感情もサウンドもストレートなロック・ナンバー9曲を収録。告白していくように歌いかけていくところに、女性ならハートが疼いてしまう。

“ありえない衝撃！”と大きな話題を呼んだ第1弾に続くトリック・ミュージックのセカンド・アルバム。要は、ものまねアーティストのカヴァーによるオンパレードだが、その確実でクサイほどクオリティの高い歌唱とそこここに顔を出すわざとらしさにはまる。

キャロルから35年、ソロ・デビューからでも32年を数えるキャリアを総括したセルフ・カヴァー集。衰えぬロック・スピリット、本道を追い求める一途さが大きな魅力で、甘く切ないヴォーカルも変わらない。「ハイティーン・ガール」にはなんとクラレンス・クレモンスが参加する。