発売元 : 株式会社ギザ
全楽曲の作詞作曲を担当する松永安未率いるバンドの約2年ぶりの4枚目。松永の素直で飾り気のないシンプルなヴォーカルをフロントにポップな感性がコンパクトにまとまった作品。麻井寛史(b)と亀井俊和(ds)のリズム取りがバンドのユニークなカラーを醸し出している。
2000年3月に「君の家に着くまでずっと走ってゆく」「Mysterious Eyes」のシングル2枚同時発売でデビューしたクリエイティヴ集団GARNET CROWの初のベスト・アルバム。岩田さゆり提供曲「空色の猫」のセルフ・カヴァーやシングル、人気曲を収録。
(1)はTVアニメ『メルヘヴン』のエンディング・テーマ。ポップ・ロックの乗りのよさに三人の唄声が巧くハマッている。(2)は島唄風でこれまたいい感じ。ガール島唄です。クリスマス曲(3)も彼女たちのキャラクターを生かした仕上がり。面白く聴ける一枚。
大阪出身のキュートな女性シンガー、竹井詩織里のセカンド・アルバム。(1)はアニメ『名探偵コナン』のエンディング・テーマ。作詞は全部本人。倉木麻衣や小松未歩の妹分といった趣。まだ粗削りな部分もあるが、(6)や(8)に彼女ならではの可能性を感じる。
意図的なのか、表題曲は自らのデビュー曲を踏襲したかのような趣。ポップ&センチのポップが比重が大きな表題曲に対し、逆にアコースティック・ナンバー(2)ではセンチの比重が大に。過去の楽曲の部分部分をつなぎ合わせた大曲(3)で、自身のタンバリン・マニア度が測れる。
4枚のヒット・シングルを含む12曲を収録した、前作から約2年ぶりの5枚目のアルバム。柔らかな質感の歌声でまとめられたポップスはお馴染みの路線。年齢とともに微妙に変化してきた歌詞は聴きどころ。大学生活と並行させてきた音楽の集大成とも捉えられそう。
タイトル・チューンは『映画天国〜チネ★パラ〜』(日本テレビ系)のオープニング・テーマ。珍しくアップ・テンポに言葉数の多い楽曲に仕上がった。少女のような片思いを切実と歌った歌詞と美しいメロディが重なって独特の音楽世界が広がる。カップリングのバラードも真骨頂。
アコースティック・ギターのカッテングも印象的な爽やかラブ・ソング。届かぬ儚い思いかもしれないけど寄せる妄想は美しくーーそんな甘酸っぱい気持ちを思いっきり喚起してくれるナンバー。サビにいたるすべてのメロディが良く、スッと口ずさめる感じ。
『名探偵コナン』のエンディング・テーマとしても起用。今にも壊れそうな歌声から幕を開けるドラマティックな構成。ABメロへ詰め込んだ悲哀な表情。まさに泣きのロマンティック作とは、こういう聴き手の心を一気に潤していく作品のことを言うのだろう。
『3年B組金八先生』出身のアイドル、岩田さゆりが歌うテレビ東京系アニメ『メルヘヴン』のエンディング・テーマ。はかなげな歌唱が懐かしく、実にアイドルっぽい。アニメ本編の主人公とそのガールフレンドの姿をうまくダブらせた小松未歩の曲もうまい。
同年代のティーンから絶大な支持を得てる18歳のダンス・ポップ・シンガーのマキシ。タイトル曲はキャッチーでハイテンションなダンス・チューン。収録曲すべて夏を感じさせるポップなナンバーだ。
奄美大島出身の女性3人からなるポップ・ユニットの1stフル・アルバム。既発のシングル4曲に加え、彼女たちのイメージにぴったりの夏を意識したパーティ・チューンや爽やかなポップ・ナンバーなどが聴ける。
恋人、肉親、友達など、誰かにとっての誰かの大切さを“僕視点”って綴った柔らかな表題曲。ピアノと美声の重奏がファンにはたまらぬ切なモード。(2)は一転、“感情”と“環状”のように、恋愛関係とドライヴを掛けた歌詞が楽しいポップ・ソング。ボッサ風味の(3)も良い。
アニメ『名探偵コナン』のエンディング・テーマ。物憂げな表情を醸しだすピアノの音色に乗せ、幸せに満ちた想いを吐露するよう、恋する想いが優しく紡がれてゆく。結婚式のときの花嫁の本音告白的な楽曲にも似た、キュンとした前向きソング。
奄美大島出身のガールズ・ヴォーカル・トリオの4枚目のシングル。作詞はメンバーが担当している。ダンサブルなサウンドだけに終始せず、宇徳敬子作曲のポップなメロディを唄うことによって、かえってガーリーな雰囲気が際立つ。今後の成長が楽しみ。
(1)のフジテレビ『めざましどようび』2005年4〜6月のテーマ・ソングは初夏に相応しいポップ・ナンバー。本人が手掛けた詞は、男性の視点で書かれている。GARNET CROWの岡本仁志が作曲とギターを担当。(2)は一転してしっとりとしたスロー・バラード。(3)は(1)をジャズっぽくアレンジした。
ドラマ『3年B組金八先生』の飯島弥生役でお馴染み、岩田さゆりのファースト・ミニ・アルバム。透明感あふれるルックスを体現するアコースティック・アイドル・ポップです。切ない(4)のような曲がとくに彼女の声質に合ってる。フォト&ポエトリー・ブック付き。
2005年第1弾、通算24枚目のシングルは、ゆったりとしたテンポのなかで恋人との穏やかな時間を描き出した、切なくも優しいラブ・ソング。体がホッと緩むような温かいサウンド・メイキングと、ほんわかとしたイメージのメロディ・ラインがまっすぐに伝わる。
中性的なヴォーカルが魅力のバンドで、豊かなメロディ・ラインはポップスの王道をゆく。タイトルから察するように、夢と希望にあふれたガンバリズムが炸裂した作りは普遍的なものであり、やっぱり歌はこうだよなと納得。TX系アニメ『メル&ヘヴン』オープニング・テーマ。