発売元 : 株式会社ソニー・ミュージックアーティスツ
NYの名門老舗ジャズ・クラブ、Birdlandで実現した、ハンク・ジョーンズ、ジョン・パティトゥッチ、オマー・ハキムによる奇蹟のトリオ演奏2Daysから、2日目の模様を収録している。
超ベテランのジョーンズによる2007年のライヴ。まったく年齢を感じさせない達者なプレイが、強力なリズム・ユニットと見事な調和を示す。同時に発売された翌日のライヴがファンキー・ナンバー主体なのに対し、こちらではスタンダードが味わえる。
ビル・ウィザース、ロバータ・フラック、ジェームス・テイラーらのヒット曲、あるいは「ベサメ・ムーチョ」のようなラテン曲をソウルフルに歌っているサード作。カッチリとまとまったタイトなサウンドと情熱的な歌声のブレンドが魅力的。編曲は笹路正徳と河野啓三。
高知を拠点に活動している矢野絢子の4枚目のアルバムは、「丘」以外は自身の作詞・作曲で、感じるたものをストレートにぶつけてくる姿勢が心地よい。飾り気のない歌唱とシンプルなアレンジで、突っ張りと気弱さが微妙に絡まった若者の心を素直に表現している。
日本を代表するフュージョン・バンド、ザ・スクェアの85年発表のライヴ・アルバム。高い技術に裏打ちされたタイトなアンサンブルが光る好盤で、初期スクェアを知るには欠かせない一枚だ。
95年に発表されたT-スクェアのアルバム。ニューヨークのトップ・ミュージシャンとのコラボレートを通し、旧作をリアレンジした作品で、メンバーも大いに刺激を受けたという豪華なゲスト陣にも注目だ。
90年に限定発売されたスペシャル盤。T-スクェアの全米進出に合わせ、オリジナル国内盤『NATURAL』とは異なるミックスが施されている。日本が世界に誇るトップ・バンドのクオリティの高い演奏を満喫できる。
92年に日本以外の国で発表されたアメリカ編集盤。『NEW-S』『WAVE』『Yes,No.』の3枚のアルバムからセレクトされたコンピレーション盤で、当時の彼らの代表曲や人気ナンバーを多数収録している。
デビュー作を上回る出来。正攻法でじっくり歌いきる力量に圧倒される。ハンク・ジョーンズはさすが。オマー・ハキムのシャープなドラミングも鮮やか。日野皓正も2曲にゲスト参加している。SA-CDハイブリッド盤による、音質の素晴らしさも特筆もの。
ピアノ弾き語りシンガーのデビュー作。ほのかに憂いを帯びた声質や余裕を感じさせるナチュラルな節回しは魅力的。(1)の間奏では小沼ようすけと須藤満がユニゾンで主旋律を奏で、(7)では宮崎隆睦、仙道さおり他が切れのあるソロを取るなど、演奏も聴きごたえあり。
ロンドンの名門ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラが、T-スクェアの名曲を演奏。発表当時、画期的なシンフォニック・アルバムとして話題を集めた名盤だ(92年作品)。