発売元 : 株式会社バップ
もう、1枚で23曲の大サービスですよ。浅子や井上雅まで入ってる。洋楽歌もののカヴァーは、なんか昔のバッタもの8トラカセットに近いワビシさで気持ちいい。でもジャンボのテーマが抜けてるのはサビシイなあ。もしや藤波と新団体結成か? 考えすぎか。
モモちゃんのデビュー10周年企画としてリリースされた「ラ・ムー」までの時期のベスト・セレクション。作曲家、林哲司のグッド・ジョブ(エエ仕事)集でもあります。エアプレイ・サウンドに乗った、はかなげな唄声に予想以上に和んでしまいました。
近年のベスト曲集、とはいえヒットも少なく印象の薄い曲ばかり。ただ、ラ・ムー時代の曲が何の説明もなく入ってることで、当時のメンバーのセリフ「別に雇われたんじゃなく俺達がヴォーカルを捜してたら菊池桃子が来た」がウソだったと判明した。当たり前か。
73年に東宝レコードからリリースされた幻のデビュー・アルバムの復刻盤で、(11)はタイトル曲のボツ・テイクも追加収録。芝居の挿入歌として作られた(1)(2)(10)など、自作の歌詞の日本的叙情を中心に据えた曲が資料的には貴重。言葉への興味が音以上に顕著。
「初の海ものに挑戦!」ってアオリにあるけど、海もの…。板子一枚下は地獄って奴ですか。大漁船は男のロマン…なんだろうなぁ。大ヒットの(7)以下、竜鉄也の基本は永遠の恋人を求めての人生行脚なのだね。あとは飛騨高山系の郷愁。(13)がちょっとやらしい。
VAPの¥2000廉価ものベスト、ピンクラの巻。ロック魂を基本として結構ややこしいことをキメまくる。ハード・フュージョンって奴ですか? Charの資質にソフト&メロウ路線ってありますからねぇ((12))。比較的シンプルな(10)、(11)がロックしてますゾ。
VAPの2,000円廉価ベスト・シリーズの1枚。(1)のヒットが17年前。別れた女から、涙で文字がにじんだ手紙が時々届いたらコワいよね。外注作家による歌詞も基本は忍ぶ女の情念だ。新しい2人の愛を歌う(10)もどこか不吉だ。(12)は浜田省吾をマイルドにしたみたい。
ベスト的編集ながら、全曲再レコーディングされている。往年のヒット曲(2)(5)(7)には、ニューミュージックが誕生当初持っていた中庸の革新性がくっきり。今やそれが(4)のような新・保守の歌へと収束してきているわけだが。アレンジに、も少し工夫が欲しい。
60年代に大ヒットした(9)をはじめ(1)(2)(3)(14)などのスタンダードから90年代の佳作まで全14曲を収めた韓国歌謡のベスト。「演歌の源流は朝鮮半島にあり」といわれるけれど、原語に日本語をまじえたキム・ヨンジャの好唱は、それを素直に納得させるだけの説得力がある。
現在はグリーンカードも取ってハワイ永住中の杉山清貴。バップ時代のベスト。やっぱり、カキ氷やハイレグとともに夏の季節モノということなんでしょうか。モロな夏物って(3)と(7)ぐらいなんですけどね。職人芸としてのリゾート系シティ・ポップスを感じる。
永住権をとってハワイの住人となり、仕事は来日してまとめて片づけるという今の杉山清貴の作品とは、明らかに風景が違う昔の曲たちよ。湘南あたりのちょっと汚れた海辺で戯れる地元私大の学生たちの恋愛ごっこみたいなシチュエーションがリアルだった。
ドラマ「外科医・有森冴子2」の主題歌(1)も収録。何度聴いても「生きてるって素晴らしい!」と思わずにおれない名曲です。ヴォーカルはさすがに説得力があって、聴いていると気持ちいい高みへと引き上げてくれる感じ。タイトル通り“盛りだくさん”の1枚。
ニューミュージックの正統派、因幡晃のベスト盤。このアルバムはいつもよりポップな仕上がりで、(16)はもちろんのこと、ヒット曲(1)(5)、ベスト盤の顔(4)、久しぶりに会う(2)。どれも歓喜する曲ばかり。鑑賞するファンには一番無難な作品かも。
夏向きのラヴ・ソングを集めたベスト・アルバム。海からの風と陽光、クルマを運転するスピード感とが混在する優しい夏を演出していく。夏というよりも、その優しさは晩夏の光景を想像させるもの哀しさが漂う。きっと夏の終わりと共に別れが待っている。
選手は各々のテーマ曲にのって控室から静かに、そして激しく闘志を燃やしながらゆっくりとリングに上がる。人気プロレスラー19人のテーマ曲を集めた1枚。ジャンボ鶴田らのオリジナル・テーマが完全収録。日本テレビのスポーツテーマがなかなかの雰囲気。
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株式会社バップジャンル
往年の名曲をスーパープライスで!