発売元 : 株式会社ポニーキャニオン
日フィル定期のライヴ。コバケンといえば、チェコ・フィルとの劇的な“幻想”の録音が記憶に新しいが、これまた熱気に溢れたベルリオーズ。作品の交響的な本質を見事に捉え、真に迫った表現を実現している。随所に聴かれる唸り声にも彼の気迫がうかがえる?!
96年7月14日に行われた朝比奈隆88歳のバースデイ・コンサート。彼には珍しく「モルダウ」や「青きドナウ」などポピュラーな曲が並ぶ。相変わらず悠々たる演奏。しかし注目はチャイコの5番。逞しく強靭な意志力を感じさせる指揮。これは聴きものだ。
コンドラシン・コンクールを経て、国際的に華々しく活躍している広上淳一の、サントリーホールでの録音。録音上のバランスや音の厚みは今一つだが、演奏そのものはコントラストが明確で優れた内容を持つ。特にクライマックスへの突進が過激といえるほど。
96年の“two-four”コンサート・ライヴを収録。オーソドックスなガール・ポップ路線のロマンティックな曲で構成されたコンサートで、西田ひかるのシンガーとしての魅力を再発見させる内容。もうちょっと歌手としての欲が出ると面白いな〜と思わせる。
「カロ・ミオ・ベン」「すみれ」といったイタリアの古典歌曲を収録。錦織健はいつもながらの美しい声だが、当盤は言葉のとらえかたがいまひとつで、心を打たない。エコー処理に不自然さを感じるし、ピアノをもう少しクローズ・アップしてもよいのでは……。
人気声優・久川綾の企画アルバム。「運動会」をキーワードに『ああっ女神さまっ』『美少女戦士セーラームーン』の主題歌などをブラス・バンド・アレンジで収録したもの。人に提供するのは初めてという井上{お姉ちゃん}喜久子の作詞・作曲による(5)もあるゾ!!
東響創立50周年記念の選集。何種類もある録音中、第8番をのぞき最新録音という点に注目。93〜96年の収録。とくに第9番はまさに朝比奈芸術の集大成のような名演だ。大フィルや新日フィルとの録音もあるが東響との演奏には独特の覇気があり、ファンの間でも評価は高く、その誠実で重厚な演奏はかけがえのないものといえる。
おなじみプラハのドヴォルザーク・ホールのオルガン。60年生まれというチェコの若いオルガニストによる全集の1枚目。派手なことをしない人で、幻想曲でも即興的な趣はなく、フーガもそれほど切迫感を感じさせないで歌う。コラール集を聴いてみたい。