発売元 : 株式会社ワーナーミュージック・ジャパン
華麗でダイナミック、メロディアスで陶酔的なチャイコフスキーが堪能できる一枚。作品の持つ流れに逆らうことなく、それでいて巧妙な物語を構築している。プレヴィンのドラマトゥルギーが十全に発揮された録音だ。
強靭な演奏で圧倒するというものではなく、堅固な構築力を持ちながら、神秘的な美しさでドイツ精神の一面を表出した録音。緊張感の高い、巨匠2人のコラボレーションが感動的だ。
このチェロ協奏曲は、協奏曲の最後のスタジオ録音となったもの。ライヴのようにスリリングで情熱的な演奏が素晴らしく、感興のおもむくままの体裁ながら、確かな造形をかたどっている。そこが天才のなせる技か。
アルバン・ベルクSQの名演2曲をカップリングしたアルバム。緊密なアンサンブルと即興的な掛け合いが豊かな“歌”を生み出し、それぞれの民族性を踏まえた上で普遍性を獲得している。特にスメタナが秀逸だ。
いまだにこの2作品の規範的演奏のひとつに挙げられる名演。粒立ちのいい美しい音、精妙なリズム、微妙に変化しながら生成される豊かな音楽。明快にして淡い幻想性も表出する不朽の録音と言える。
当時の演奏家としては非常にレパートリーが広かったギーゼキングの、現代もなお名演とされるドビュッシーの「ベルガマスク組曲」や「子供の領分」を含む作品集。情緒を排し、明快な響きとリズムで組み立てている。
ケニー・バレルやボビー・ティモンズなどのカヴァーに加え、オリジナルも多数披露された、2008年1月発表のアルバム。バップやボサ・ノヴァ、ジャズ・ロックなど幅広いアレンジで、実力派揃いの豪華メンバーによる演奏が楽しめる。
2007年のジルヴェスターコンサート。「展覧会の絵」は、ソロ楽器の見事さはいうまでもないが、全体としては手作りの温かさが感じられる。絵の中のキャラクターが動き出すような生命感に満ちている。ボロディンの第2番も躍動的で引き締まった演奏。
英国のトリオによる72年のデビュー作が紙ジャケにて再発。メンバーは全員10代で、グレッグ・レイクのプロデュースのもと、ハードな展開も叙情テイストもない交ぜの、若さに任せた奔放なパワーが詰め込まれている。隙間を活かしたサウンドも実に生々しい。
平均年齢17歳という若さが話題となった、ブリティッシュ・ハード・ロック・トリオのセカンド・アルバム。72年作品。グレッグ・レイクが高く評価した確かな演奏能力と、センスのいいマテリアルは今聴いても新鮮だ。もう少し長く活動できれば華が咲いたかも。
モーツァルト生誕200年記念として録音された全集の第1集。クラウスの代表的なものであると同時に、数多(あまた)ある全集の中でも異彩を持った名盤だ。ソナタも小品も独特の芳香を放っていて美しい。
モーツァルト生誕200年記念の年に録音された全集の第3集。クラウスの最良の状態での演奏が優れた録音で残された、まことにありがたい一枚だ。後期のソナタなど、比べようもない美しさにあふれている。
モーツァルト生誕200年記念として録音された全集の第4集。クラウス全盛期の演奏で、モーツァルトの全集の中でもトップに挙げる人もいるほどの名演だ。ここでは、とりわけ第8、9番のソナタが素晴らしい。
モーツァルト生誕200年記念の年に録音された全集の第5集。彼女の代表的な録音で、絶品とも言える演奏が感動的なトルコ行進曲付のソナタやロマンティックな幻想曲など、聴きごたえ十分な一枚となっている。