発売元 : 株式会社徳間ジャパンコミュニケーションズ
ラテン・ヒップホップ/チカーノ系男性ラッパーのアルバム(2作目)。ストレートなメッセージを投げかけるポテンシャルの高い作品で、政治的、社会的な楽曲もあるが、中でもピエロとして家庭を支えた父など、家族への愛をテーマにした心温まる「FOR FAMILIA」が感動的だ。
94年の結成以来東京レゲエ・シーンの中心を担うSPICY CHOCOLATEのプロデュースによる2枚組コンピ。ディスク1にはレゲエ・テイストのラブ・ソングを収録、ディスク2はAI、MINMIなどの楽曲をノンストップ・ミックスで収録。初心者でも楽しめる作品に仕上がっている。
長良川と言えば鵜飼が有名だが、この曲の風景は花火大会のほう。赤々と燃える川面を女心に見立て、今どきの男が怖じ気づくような情念を歌いあげる。カップリング曲「女と男の縄のれん」は、縄のれんで差し向かう男女のデュエット・ソング。男性歌手は両作品の作曲家。元歌手だけあって堂に入った男っぷりを聴かせる。
約2年半ぶりに発表されたファン待望のシングル。「雪よされ」は津軽三味線に導かれる、叙情性豊かな楽曲。物語のように紡がれる哀愁世界を説得力のある歌声で堪能させる。民謡歌手の代表格たる存在感に感服。「下町歌ごよみ」は東京・台東区で催されているさまざまな伝統行事の光景を描く。
2009年12月発表の吉幾三全曲集。同年の有線リクエスト・ランキングで1位を獲得した「敬愛〜夕陽の向こうに〜」、24年の時を経て生まれた「俺ら東京さ行ぐだ」のアンサーソング「NDA!(んだ!)」など、話題盛りだくさんの内容だ。
メジャー第2弾シングルは、うねるようなギターのイントロが印象的なポップ・チューン。どこかノスタルジックなインスパイアのある“歌謡曲”ともいえる作品で、ビジュアル系の雰囲気を漂わす彼らのイメージとは一見合わないように思えるが、哀感と切ないメロディがあり、美しく昇華されている。
韓国の新進シンガー・ソングライターJULYが作曲、湯川れい子が作詞を手がけた韓流ムードあふれる美しいバラード・ナンバーを収めたシングル。“ここにはもういない最愛のあなた”を失った想いを歌いあげる。
NG HEADを中心とする野球チームのメンバーが集まって作ったレゲエ・ミックス盤第3弾。60〜70年代のオールディーズ・ジャマイカン・ソングを中心に、ビギナーはもちろん玄人リスナーもうならせる選曲となっている。
ラブ・ソングを中心に歌い続けてきたベテラン・シンガーが、フォーク&ロック系の名曲にリスペクトを込めてカヴァーしたアルバム。ソフトで丁寧な歌声とアレンジは、オリジナルよりもちょっと上品になっているみたい。また自身のヒット曲「最後の雨」のアンサー・ソングも収録されている。
ZIGGY結成25周年ということで、ZIGGY時代の楽曲をヴォーカルの森重がセルフ・カヴァーしたアルバム。まず気がつくのがドラムが打ち込みであることで、それゆえにロックのテイストは薄い。むしろ森重の歌唱力を徹底的に前面に押し出した、豊潤なヴォーカル・アルバムという印象だ。