発売元 : 株式会社徳間ジャパンコミュニケーションズ
4作目のフル・アルバム。ストレートなR&Rを真正面からぶつけてくるこの潔さは近年なかった気がする。音にも曲にも歌声にもベテランらしからぬみずみずしさが感じられる点も素晴らしい。それでいて編曲や音づくりには鍛え上げられた老練さが活きていたりして、ある意味無敵の日本語R&R。
映画『ベニスに死す』に挿入された楽曲のカヴァーやゴシック・ロリータの極みともいえる新曲などを収録した、2010年3月発表のアルバム。オーケストラ編成による妖艶な世界観には、ファンならずとも心を奪われる。
トレンディ・ドラマ世代の女性に贈る、90年代のラヴ・ソングを集めたコンピレーション・アルバム。ドラマ『あすなろ白書』の主題歌としても話題となった藤井フミヤ「TRUE LOVE」をはじめ、テレビやラジオで耳にした懐かしい名曲を収めている。
NHK『歌謡コンサート』から生まれたユニット“イケメン3”の一人による10ヵ月ぶりとなる2010年3月発表のシングル。作詞は荒木とよひさ、作曲を幸耕平が担当。“別離(わかれ)ても愛する想い”を情熱的に歌った、キャッチーなメロディが印象的。
博多弁で歌った親しみやすい楽曲を収めた、福冨莉袈のシングル。都会に生きる博多女性の強がりや淋しさを切り取った歌詞は、多くの人の共感を得そう。カップリングには「よかろうもん」を収録。
タイトルどおりのカヴァー・アルバム。往時の東京モッズ・シーンを思うと感慨深い「リンダリンダ」、メロディの甘酸っぱさが強調された「キスしてほしい」、“奥田組”の演奏のへヴィさが曲のポップさを盛り上げる「人にやさしく」、こういう解釈アリ? と目からうろこの「パンクロック」--と、名演率高し。しかし、なんでこんなにいい曲ばっかなんだろう。★
韓国のヴォーカル・グループ、神話のメンバーであるシン・ヘソンの自身初となる日本語フル・アルバム。十八番のしっとり系バラードからシャープなダンディズムを匂わせるR&B、歌謡曲風カジュアル・ポップスまで万全に聴かせる。リズミカルかつソフトに響くハイ・トーンを活かしたポピュラリティのある作品だ。
K-POPスター、シン・ヘソンの日本デビューに合わせて発売されたベスト盤。どこか中性的なルックスどおり、若いながらも静かな情感が込められた彼の歌声がたっぷりと味わえる。やはりスロウ・バラードが光るが、カン・スジとデュエットで挑んだ哀愁漂うラテン・アレンジの異色作「Buen Camino」なども聴きもの。
デビューから27年、日米のトップ・ミュージシャンが多数参加し、さらなる高みへと到達したことを伝える23枚目のオリジナル・アルバム。彼らともに練り上げた楽曲からは、先駆者としての誇りのみならず、永久不変の先見的視線が感じられる。
過去3枚のアルバムがいずれもスマッシュ・ヒットを記録したKAZとNATの女性二人組ダンスホール・レゲエ・ユニットのファースト・シングル。ポップでダンサブル、かつスリリングなイケイケ・サウンドが目白押し。男勝りのはっちゃけキャラが縦横無尽に暴れまくるさまは痛快の一語に尽きる。
電気オルガンも響く女性4人組バンドの公式ファースト・アルバム。いわゆる昭和歌謡と60年代のガレージ・パンクのミックスみたいな8曲だが、芯のある歌声とパワフルな音が強くて打たれ、たおやかな味も滲み出る一枚の作品として魅せられた。「もえつきたいの」のミュージック・ビデオもPCで観られる。