発売元 : HYDRANTMUSIC
すでに10年以上のキャリアを持つオーストラリア出身の4人組によるアルバム。ヘヴィなギター・リフと印象深いメロディを軸に、メインストリームの王道ロックを聴かせてくれる。スケールの大きいサウンドも魅力。
“日本のディープパープル”とも称された沖縄発のハード・ロック・バンド、紫の約35年ぶりとなるスタジオ・アルバム。2007年の再結成を経て放たれる本作は、ロックとハモンド・サウンドを融合させた彼らならではの様式美にあふれた仕上がりだ。
元マノウォーで現ホーリー・ヘルのライノ(ds)が、メガデスのデヴィッド・エレフソン(b)らと組んだメタル・バンドのデビュー作。伝統的ハード・ロック/メタルの王道を行くサウンドは、どこかミステリアスで勇壮さも漂わせるものの、少しヴォーカルが弱い気がする。
米ハード・ロック・バンド、ファイアーハウスのギタリストが2004年に発表したソロ・デビュー作。バンドでの音楽性とは少し異なるレイド・バックしたサザン・ロック・テイスト全開のアレンジに熱く粘っこいギター・プレイをフィーチャーした作品で、彼の甘いヴォーカルも聴きもの。
メロディックなハード・ロック・バンドとしてマニアックな人気を誇るファイアーハウス。そのギタリストが2007年に発表したソロ2枚目の日本盤が登場。全曲をインストで構成し、もちろん弾きまくっているのだが、つねにメロディを大切にしたフレーズが炸裂。高い実力をいかんなく発揮。
ファイアーハウスのギタリスト、ビル・レヴァティのサード・ソロ・アルバムは、タイトルが示すように、アメリカ南部のトラディショナルを中心にしたカヴァー集。ビル自身がすべての楽器をプレイしながらのオリジナルな解釈は、レイドバック感と今のロックの空気が交錯する風通しのいい仕上がりとなっている。
ロス出身の4人組、ビッグエルフの通算3作目。何よりも特徴的なのは、オルガン、メロトロン中心のサウンド。ある意味、感覚的には70's的でもあり、プログレからメタルまで自在に往き来するあたりもどこか懐かしい。ありそうでないスタイルが新鮮極まりない、お薦め。★