発売元 : HostessEntertainment
コクトー・ツインズの4ADでのラストとなった6thアルバム。その音楽性は孤高ながらも、多くのファンをつかんだヒット作。全英チャート7位を記録。90年作品。
聴き手の耳にガンガン迫ってくるアグレッシヴなギターをバックに、ネオ・サイケ調サウンドにのってエリザベスのヴォーカルが美しく響く。そんな3人組の純なエキスが詰まった初のベスト盤だ。
ピクシーズのフロントマン、フランク・ブラックのソロ・デビュー作の再発盤。多彩なミュージシャンが参加したアルバムとなっており、バンドとは異なるソロ・アーティストとしてのアイデンティティを存分に感じさせる作品だ。
美しく繊細な歌声と攻撃的なギター・サウンドを絶妙に配し、人気を博したペイル・セインツの2nd アルバム(92年発売)。ラッシュのオリジナル・ヴォーカリスト、メリエルを正式メンバーに迎えて制作された作品だ。
マンチェスター出身の三人組の5作目。リーダーのジョン・ブラムウェルのシンガー・ソングライター色濃い作品で、アコースティック・サウンドのたおやかな響きがこれまで以上のメロディの瑞々しさを浮き彫りにしている。プロデュースはガイ・ガーヴェイ(エルボー)とクレイグ・ポッター。
レディオヘッドのドラマーの初ソロ作は、なんとメランコリーの色濃いフォーキーな一枚。この事実、バンド本体が感じさせる“歌心”を考える上でも興味深い。ともあれイギリス人らしさが前面に出た内省的な作品、および歌声を聴かせている。ウィルコや元ソウル・コフィンのメンバーが参加。
5人組UKロック・バンド、ザ・コーラルの3年ぶりとなる6thアルバム。“ミステリーの死”をコンセプトに掲げ、無駄のない洗練されたサウンドとハーモニーを展開。格段とスケール感がアップし、一皮むけた新しいサウンドを堪能できる。
M.I.A.やトリッキーのプロデューサーを務めたザ・カウントと、M.I.A.のツアーDJとして知られるシンデンによるユニットの初作品。ハウスやテクノ、ヒップホップ、ラガ、ラテン、アフロ・ビートほか、あらゆる要素を呑み込んで放たれるダンス・ミュージックはまさに享楽の極み。
トーキング・ヘッズのカヴァーの「WARNING SIGN」に異能ぶりが表われたLAの5人組による2009年の初作。インディ・ロックと呼ぶには緊張感があり、キーボードやマンドリンも使った彩り豊かな音とハーモニーの利いた歌声で丁寧に紡ぎ、ビートも結構重い。ポスター状の歌詞カード付きで、日本盤は13〜15曲目を追加。
サウスカロライナ州を拠点とするアメリカのロック・グループによる3作目。70年代を彷彿とさせるゆったりとしたメロディと美しいコーラスが印象に残る。リヴァーブのかかったハイ・トーン・ヴォイスと透明感のあるアコースティック・ギターの響きが、アメリカの壮大な大地を想像させる。
アリエル・ピンクを中心とするロサンゼルスの4人組が、イギリスの著名レーベル“4AD”と契約しての第1弾アルバム。何よりも特徴的なのは70年代の実験的ロック/ポップスを思わせるサウンドと楽曲。時間軸を錯覚しそうになるが、そのアーティスティックな感性には濃密な中毒性がある。★
UKはサウス・ロンドン出身の女性R&Bシンガー、ロックスのデビュー・アルバム。5歳の頃からシンガーとして活動する実力派で、デビュー前からすでに話題沸騰。キュートなルックスからは想像できないパワフルな歌声が印象的だ。