発売元 : HostessEntertainment
ロンドン南西部出身の5人組が、レーベルを移籍して発表した3作目。クリス・トーマスをプロデューサーに迎えたことにより、彼らの“古くさくて新しい”サウンドと、ロマンティックなメロデイの魅力がより明確になった。70年代から現在までの英国ロック/ポップを俯瞰で楽しめる。
2010年7月に“ナノ・ムゲン・サーキット”での来日も実現させたニューヨークはブルックリンの男女混合バンドのデビュー作。エイティース・ポップとクラシック音楽とブリティッシュ・フォークなどを混在させたユーモラスな作風が魅力で、飄々とした風合いの演奏に思わずニッコリ。
米カリフォルニア出身の4ピース・バンドの2作目。インディーズ界の鬼才として知られるクリス・テイラーをプロデューサーに起用、終始リラックス・ムードが漂う中、4人の巧みなコーラス・ワークが際立ったロック/ポップスが、カラフルなサウンド世界を演出している。
グラスゴーの人気バンド約5年ぶりのアルバム。前作はジョン・マッケンタイアのプロデュースだったが、今回は三人の素晴らしいソングライターを揃えるバンドの良さを飾らずに伝えるシンプルかつヒューマンな仕上がりで、元ゴーキーズ・ザイゴティック・マンキのエイロス・チャイルズも参加。
ダン・スナイスことカリブーの5thアルバム。クラウト・ロック/サイケ寄りのバンド・サウンドを離れ、本作ではエレクトロ・サウンドに原点回帰。スリリングな楽曲展開が楽しめる、痛快ダンス・ビート・アルバムだ。
イーストLA出身のヒスパニック系ミクスチャー・バンド、オゾマトリの通算5作目。人種のるつぼとして知られるLAならではのストリート感覚のラテン系ヒップホップ、ソウルがゴキゲンだが、クラシックなソウルやバラードもあって、ジャンルを超えた面白さ満載。★
オハイオ州シンシナティ出身でブルックリンを拠点に活動する5人組の、大ヒットした前作『ボクサー』から3年ぶりとなる通算5枚目。ニコ・ミューリーやボン・イヴェールら錚々たるゲストを迎えた本作は、ざっくりとしたバンド・サウンドと壮大なオーケストラが混じり合う感動作だ。
オハイオ州出身の酔狂ブルージィ二人組、通算6作目。制作は前作に続き、デンジャー・マウス(ゴリラズ、BECK他)が担当。ただれた情感とどこかとぼけた愛らしさや甘さを持つダーティ表現の数々。「ネヴァー・ゴナ・ギヴ・ユー・アップ」はジェリー・バトラーとギャンブル&ハフが共作した曲のカヴァー。
ETBGのヴォーカリストの約3年ぶりのソロ作が、ベン・ワットのレーベル=Strange Feelingよりリリース。ホット・チップ、インヴィジブルのメンバーやイェンス・レークマンらゲストが多いが、今回はかなりシンプルな歌もの路線になっていて彼女の本質的な魅力が伝わってくる。
ニューヨークのブルックリンを拠点とするロック・バンドの3rdアルバム。独特の音楽性が世に認められた出世作で、数々の音楽メディアの年間ベスト・アルバムにも選出された一枚。シングル曲「Secret Meeting」ほかを収録している。
ニューヨークを拠点に活動する5人組バンド、ザ・ナショナルの2007年9月発表のアルバム。物悲しさと深みを感じさせる歌声と、派手さはなくともしっかりとした素地を背景に繰り出されるバンド・サウンドが輝いている。
スティーヴ・アルビニをプロデューサーに迎えた88年発表の1stアルバム。美しいメロディと、暗闇から届く咆哮のようなヴォーカルのアンバランスさをたっぷり堪能できる一枚。2010年リイシュー盤。