発売元 : HostessEntertainment
2007年に活動を休止したニュー・オーダーの中心人物であるバーナード・サムナーが、フィル・カニンガム(g)とジェイク・エヴァンス(vo,g)を率いて開始した新プロジェクトのファースト・アルバム。相変わらず“バーニー節”炸裂の美メロに胸キュン。切れ味鋭いギターとの相性も抜群だ。
2009年のサマソニで話題をさらったオーストラリア出身の4人組による、待望のファースト。プロデューサーにはアークティック・モンキーズなどを手掛けたジム・アビスが迎えられ、スケールの大きなサウンドを聴かせている。何よりインドネシア人ヴォーカリスト、ダギーの力強い歌声が圧巻だ。
変名カヴァー集をはさんでの3年ぶり13枚目のアルバムは、ストリングスからノイズ・フィードバックまで、音の意匠を幕の内的に網羅。過度にハイブロウになりすぎないところが、米インディ界での息長い人気の理由だろう。ギター・インスト「The Fireside」が、情緒過多に陥らない、ほどよい余韻を残す。
USインディ・シーンのカリスマ、ヨ・ラ・テンゴが97年にリリースした8thアルバム。前作までのノイズや衝動的なサウンドは残しつつもフォーク、エレクトロニックなどを盛り込み、彼らの名を確立させた名盤だ。
クラクソンやアークティック・モンキーズのプロデューサーとしても旬を極めているジェイムス・フォードが、自身のエレクトロデュオのセカンド・アルバムで展開しているのは、ミニマルなサウンドをいかにシアトリカルに広げていくかという試み。特にヒップホップの予断を許さぬ転がり方は圧巻のひと言。
古巣fatcatからドイツの名門Morrに移籍して、通算5作目。打ち込みやサンプリングは極力抑え、ピアノやダルシマー、管弦楽器といったアコースティック楽器が持つ響きを活かしたミニマムなサウンド。ギーザとクリスティン姉妹の脱退を乗り越え、新生ムームとしての一歩をようやく踏み出した一枚だ。
2005年の鮮烈なデビュー以来、多くの音楽賞を獲得し、UK音楽界の歴史を塗り替えたアークティック・モンキーズのアルバム。ヘヴィーな一面をよりハードかつディープに、凝ったメロディ・ラインをより進化させた、再びロック史を揺るがす傑作。