発売元 : RELAPSEJAPAN
ニューヨーク出身のブラック/スラッシュ・メタル三人組によるセカンド。それこそシーン黎明期にあたる80年代のダークで危険なエッセンスを21世紀に昇華した前作は衝撃的だったが、今作はその延長線上でさらに進&深化。全編にわたって無慈悲に残虐で冷酷な音世界が展開される。
ピッツバーグ出身の5ピース・メタルコア・バンドによるファースト・フル・アルバム。予断を許さぬ精緻な展開にマス・メタルの空気を漂わせながら、内側から湧き上がるものを咆哮に託していくヴォーカルにはハードコアの闇雲さが宿っており、その絶妙なハイブリッド感は独自のスタイルにまで昇華している。
ジョン・コルトレーン、ブライアン・ウィルソンなど、多くのアーティストに影響を受けたという米三人組、ホースバックの日本デビュー作。ブルータルなヴォーカル、強烈なリフが繰り返されじわじわと泥沼化するドゥーム/ドローン系のサウンドだ。ポスト・ロックっぽい「ヘイトクラウド・ディゾルヴィング・イントゥー・ナッシング」も聴かせる。
ドイツ出身のデス・メタル・バンドが2006年に発表したファースト・アルバムの新装版。ブルータルなデス・メタル色に彩られながらも、ソロの構築性にはプログレッシヴの萌芽が確認でき、『コスモジェネシス』との地続き感はしっかりと存在している。ポーランド勢の猛者、ベヒーモスとヴェイダーのカヴァーが追加で収録。
トキシック・ホロコーストが2003年に発表した1作目。バンド名義ではあるが、ジョエル・グラインドなるスラッシュ・メタル好き男が全パートを一人で手掛けている。録音機材もしょぼい完全自主制作だが、熱意と勢いとイーヴルっぷりがすさまじい。初期スレイヤーを思わせる。
2010年5月に“Extreme the DOJO”で来日するひとりスラッシュ・プロジェクトの2作目。2005年に発売され、トキシック・ホロコーストの名を世に知らしめた一枚であり、メタルというよりハードコアライクに猪突猛進。ショボい瞬間も見受けられるが、そこがまた憎めない。