発売元 : RESPECTRECORD
アルバムの帯にはこんな文字が。“ジャマイカmeets沖縄cover J-POP”と。何という完結明快なコピーだ。スカのリズムで三線&ヴォーカル(堀内加奈子)、ブラス、ティンバレン、エイサーが融合して、「浪漫飛行」などJ-POPのヒット曲を全10曲収録。夏だぜ!★
「島唄」など沖縄にまつわるヒット曲から、琉球民謡、エイサー、カチャーシー曲まで、幅広い選曲を三線1本で聴かせる根岸和寿によるインスト集。聴き進むうちに、不思議なトランス感がやってくる。全曲五線譜、三線用楽譜付き。
「サイケ・ロックに影響を受けた」という前作『シマデリカ』とはうって変わって、穏やかなアンビエント・グルーヴが支配的な3年ぶりの4作目。とはいえ沖縄と関わり深い中国楽器の音色を交え、往時の首里城の風景に思いを馳せる「Zamami(ザマミ)」など、想像力に富む作風にはさらなる深みが。★
パリの下町で生まれたアコーディオン音楽、ミュゼットの名手、ダニエル・コランによるジャズのスタンダード・カヴァー集。アコーディオンによるジャズ演奏はフランス映画などでもお馴染みだが、こ洒落て粋なミュゼット風味がまたたまらなく、和みの極致が味わえる。★
戦後、米軍の将校クラブで演奏されたビッグバンドから沖縄のジャズは始まっているという。本作は沖縄ジャズ協会設立50年を記念してのアルバム。スウィングするビッグバンド編成の演奏を中心に、島唄(民謡)などから本作のための新曲を心地よく聴かせている。
三線のソロによるフォーク・インスト集第2弾。吉田拓郎やかぐや姫らの1960〜70年代に歌われていたフォークの名曲を、沖縄の三線によるどこか懐かしい音色で楽しめる。
沖縄で活動しているFu-miが演奏する三線1本でのJ-POP集。といっても、初心者の三線愛好者が一緒に弾いてみるのには都合がいいガイド演奏だろう。三線を調弦なしの本調子で弾いているので、たどたどしく聴こえるが、いい誘い水となり弾きたくなる。
2004年に知名定男との共演盤があるもソロ作は2002年以来、沖縄民謡の至宝のアルバム。若い共演者を迎え三線、六線、島太鼓を奏で歌うは、御大が次世代に伝えたい沖縄〜八重山の民謡。70代半ば過ぎとは思えぬ力強い歌声で、自作にも御大の伝えたい思いが詰まってる。
日本に息づく、まぎれもないアイランド・ミュージックこそ沖縄の音だ。聴き手のすべてを自然と穏やかで幸せな気分へと導いてゆく、そんな沖縄の名曲16曲を一枚のアルバムにまとめたのがこの作品。青い空と青い海に抱かれた楽園の風景が目に浮かんでくる。
沖縄民謡の第一人者のベストは、祝75歳盤。沖縄のジミヘンと言われた三線の早弾きが聴ける70年代から、ソウル・フラワー・ユニオンや照屋林助らとの共演、映画『ホテル・ハイビスカス』やCM作品など初CD化「アッチャメー小」を含む全21曲は、とにかくパワフル。
カチャーシーとは、沖縄民謡の中でもアップ・テンポの曲に乗せ、両手を動かして踊る踊りのことで、それにふさわしい曲を集め、ノンストップで編集したアルバム。登川誠仁、前川守賢、喜納昌吉、りんけんバンド、知名定男、ネーネーズら、著名唄者が参加。
NHKの朝ドラ『ちゅらさん』でお馴染みのウチナー噺家、藤木勇人が贈る“現代沖縄方言”を習得するための2枚組教本CD。大人気の沖縄ならではだが、本来なら全都道府県ごとに欲しいもの。教則本付きで面白、おかしく……。沖縄大好き人間にお薦めの一品。