発売元 : RESPECTRECORD
沖縄を代表する作曲家、普久原恒勇のレーベルを超えた作品集。61年の処女作から99年に作られた未発表曲まで、氏の長期にわたる活動を綴った内容で、典型的な沖縄調だけでなく、時代に即した新しさを加味した作品も含まれる。心の旋律集とでも言える。
沖縄そばをテーマにした企画アルバム。沖縄そば屋で流れているBGMの中から、県内各種テレビCMで活躍する前川守賢の「沖縄そば」など、沖縄ならではの食べ物や食材を歌ったナンバーばかりコンパイル。
沖縄で長く歌い継がれてきた“わらべうた”を集めた一枚。よなは徹(三線・笛・島太鼓)とピアノの玉栄正昭(ネーネーズで知られる「IKAWU」の作者)が脇を固め、女性シンガー三人の伸びやかな歌声がフィーチャーされる。丁寧な歌詞カードもうれしい。
よなは徹が、2004年末に民謡界の重鎮、金城実と組んでライヴで挑戦した最長カチャーシーのスタジオCD化。21分21秒というカチャーシー(沖縄のダンス・ミュージック)最長記録を樹立した二人のスリリングな掛け合い、即興はハイ・テンションの嵐また嵐!★
ポップというかエンタメ系の長山善洋のアレンジに乗り、大友の手慣れた指揮のもと、創立5年目の琉球交響楽団が、快調にして情感あふれる演奏を繰り広げている。しかもこれは彼らの初録音であり、独自性を示して幅広い層にアピールするには絶好の企画だ。
沖縄モノに関しては独自の視点で貴重なアルバムを過去いくつも発表してきた、リスペクト・レコードからリリースされたアルバムから選りすぐった、沖縄ソングのベスト・アルバム。楽曲そのものも演者も、共に貴重モノだ。
ソロおよび若手のプロデュースで知られる才人が、地元・沖縄は北谷の若い衆を招集。カチャーシーの名曲ばかりで綴るノリノリの一枚を作り上げた。演者同士、張り合う心意気がまた楽しく、往年の“毛遊び”(民謡版合コン)もかくやと思わせるほど。★
坂本龍一との共演などで知られる沖縄民謡界の第一人者、我如古より子とアコースティック・ギターのマエストロ、吉川忠英が新しい沖縄歌謡を追求したアルバムの第2弾。ハシケンの(9)や岡本おさみと吉川コンビの(12)といった外部スタッフの作品が逆に印象的。
米英の音楽家が沖縄で出会い、結成したユニットのリミックス・アルバム。自身によるセルフ・リミックスをはじめ、キッド・ロコやビル・ラズウェル、カーシュ・カーレイなど、東洋と西洋の掛け橋を担う名うての音楽家が多数参加。懐かしくも新しい。★
師匠と弟子初めてのジョイント・アルバム。ふたりのときにまったりときに丁丁発止、聴く者にふい打ちを喰わしつつ満足させる豊かな唄の数々。吉田康子も楽しい客演。ふたりの三線は美しく図太くおもしろい。較べるもののない世界。誰も拒まない。