この曲集は有名なハイドン・セットの10年ほど前の1773年、ごく短期間にウィーンで作曲されたものである。学者による作曲法上の評価は別にして、既に十分にモーツァルトらしさに溢れている。ズスケSQもその光と影を真摯にとらえて充実した好演。