1991年7月25日発売
33 1/333 1/3
33歳と4ヶ月になった元ビートルが76年に発表したソロ5作目。独特のジョージ節とファンキーナリズムとの合体路線の1枚だが、より成熟した風味が魅力。小ヒット曲(4)(10)を含む比較的地味な佳作集だけど、発表当時より15年後の今の方が落ち着いて楽しめる。
慈愛の輝き慈愛の輝き
79年発表の通算9作目となるジョージのソロ作。発表当時は時代背景等もあり大ヒットには至らなかったが、数多い彼のソロ作の中でも粒よりの佳曲が揃った本作は、今こそ再評価されてしかるべき名作。クラプトン、S.ウィンウッドの好サポートにも注目!
想いは果てなく〜母なるイングランド想いは果てなく〜母なるイングランド
ジョージ・ハリスンは意外に多くのソロ・アルバムを発売しており、今回まとめてCD化されたが、このCDが一番知名度がないのではないかな。ここから、大きなヒット曲が出ていないしクラプトンもいない。平凡中の平凡作であることには間違いない。
セックス・シンバル EPセックス・シンバル EP
同名のアルバムからの最初のシングル・ヒットとなった「セックス・シンバル」の12インチ・ヴァージョンなどを集めたミニ・アルバム。ほかに「ドロッピン・ライク・フライズ」のヴァージョン違いも。最近のハウス風リミックスは、実にノリがよくて気持ちがいい。
バラッズ・オブ・ザ・サッド・カフェバラッズ・オブ・ザ・サッド・カフェ
アルバム・タイトルにも表われているように、悲しい愛の内容を持つバラード(スタンダードが中心)を歌った1枚。1959年の録音、ビッグ・バンドやストリングス隊を奢ったゴージャスなサウンドのなか、彼女は歌の内容を噛み締めるように淡々と歌っている。