1991年7月発売
神々と潮騒の歌声 沖縄島唄神々と潮騒の歌声 沖縄島唄
竹中労のライフ・ワークであった琉球古謡紹介シリーズで、75年録音のもの。沖縄語による謡の中でも、愛惜の情に満ちた(6)、(12)などは群島文化を背景にしたものであり、その唄の世界が目に浮かんでくる。言語とメロディの関係を考えさせたりもする。
美ら弾き 沖縄島唄美ら弾き 沖縄島唄
小学生の頃から三絃の天才的手腕の持主だったという登川誠仁の弾き唄い。あでやかな三絃の音は波頭のきらめきを思わせる美しさ。(8)(16)では太鼓も叩いているが、まんべんなく降り注がれる音の中にいると、まるで太陽の匂いに包まれる心地がする。