音楽むすび | 1994年12月発売

疾風怒涛のテクノ魂を一般マーケットに持ち込んだ確信犯が電気である事実を誰が否定できようか。本作も我が耳に限りなく暴力的に殴り込み、我が脳味噌の髄にひたすら幻想をブチ込む。この非常に原始的で殺人的な快楽を持って未来に羽ばたこう。

ナスカといえば例のペルーの巨大な地上絵のあそこである。そんなわけで今回はペルーの笛ケーナも入って、鼓童としては珍しくシンセサイザーの冨田と組んで、宇宙との交歓を試みている。ナスカの絵ほどではないが、広々とした空間が感じとれるだろう。

ファッションとしてのロリータ・パンクが大流行りの昨今、うまく時流に乗ったジュディマリの2nd。青春の甘酸っぱさ全開の歌詞とポップなメロディ、これにYUKIのちょっとエッチなキャラクターを加味して、ティーンのハートをわしづかみ。

現ピンク・クラウドのドラマーが、ジョニー、ルイス&チャー時代に発表したソロ・アルバムのCD化。共同プロデュースとギターでチャー、ベースでルイズルイス、コーラスで金子マリも参加するベスト・メンバーでリラックスしたAORロックを展開。