1994年5月発売
分岐点分岐点
歌詞カードだけ見てると詩集のようです。その内省的な言葉、ヴォーカル癖、フォーク調のマイナー系サウンド等にはどうしても尾崎豊をだぶらせてしまいますが。ただ、羨望や真似だけではここまで深いものはできないでしょう。本当は次作が分岐点かも。
CD選書/一触即発CD選書/一触即発
何といっても森園勝敏在籍時の『一触即発』と『'73四人囃子』だろう。佐藤ミツルの方がギターのテクは上かもしれないが、グループとしての力、勢いが違う。この2作は今はなき東宝レコードから出たもので、特にライヴの方はデビュー前のオーディション・テープから盤を起こしたものだ。TAMのレーベル・マークまで残っているではないか。『一触即発』はCDシングルが可愛くくっついていて『トリプル・ミラーズ・オブ四人囃子』から「二十才の原点」を除いた曲目ということになる。ライヴの方を特に推す。