1994年5月発売
ブルックナー:交響曲第8番ブルックナー:交響曲第8番
アルブレヒトとチェコ・フィルによるブルックナー・シリーズの第2弾。余分な力みのないスケールの大きな音楽(特に第4楽章)。チェコ・フィルは、弦楽器の低音や内声がよく鳴っていて、とてもブルックナーに相応しい響きをつくりあげている。
メガロポリスの錯覚メガロポリスの錯覚
アダルト・ポップス、AOR、そしてそんな音楽が醸し出す、マイルドな心地よさが多分にあるのだが、それだけに留まらないのが彼らしく、タイトル曲や(1)には、環境問題を始めとする今の社会の病巣に対する問題提起が、ストレートに歌い込まれている。
A LOW DOWN DIRTY SHAMEA LOW DOWN DIRTY SHAME
近藤房之助(vo、g)、青山純(ds)、川端民生(b)、八木のぶお(harmonica)の4人によるハード・エッジなブルース・ロック・アルバム。近藤のリーダー作でありながら、このユニットの整合性、緊張感が生み出す匿名性に耳を奪われる。と同時に強烈に闇を感じさせもする。
ベートーヴェン ピアノソナタ作品31 第16番ト長調 第17番ニ短調「テンペスト」 第18番変ホ長調ベートーヴェン ピアノソナタ作品31 第16番ト長調 第17番ニ短調「テンペスト」 第18番変ホ長調
後進の育成、コンクールの審査員としての活動が目立つが、演奏家として自分を磨くことを忘れない。レコーディングにも意欲的で、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲録音が再び始まった。よく考えられた演奏は、ピアノを学ぶ者には手本となるだろう。