1995年11月発売
制作・出演
イギリス室内管弦楽団 / ウィンチェスター大聖堂聖歌隊 / ジュリアン・ロイド・ウェバー / ドミンゴ / ブライトマン / プラシド・ドミンゴ / ポール・マイルズ=キングストン / マゼール / ロリン・マゼール発売元
ユニバーサルミュージックマライアに触発されて毎日8時間も歌っていたそうで、大胆なフェイクもさらりとやってのけるソウルフルなヴォーカルに大器の予感? (3)は中西圭三が曲を提供、(4)は彼女がコーラスで参加しているシング・ライク・トーキングの佐藤竹善とのデュエット。
新曲(1)を筆頭にデビュー曲(6)から大ヒット曲すべてが収められたベスト盤。田園の香りがする彼の歌だが、キャラクターとは違って意外にあっさりとした正統派の歌謡曲の要素が強いことに驚く。あっさりとした歌い方を個性で演歌にしたパワーを感じた。
自作自演の作詞家生活30周年記念盤。決して巧くはないが、ちょっぴりハスキーな声に何とも言えない味がある。作詞家が詞を書いたときの心情は、シンガー・ソングライターは別にして、歌手によって演じられるわけで、そのあたりの欲求不満もあったか。
サッチモのトロンボーン版みたいな愛嬌を感じるのがディッケンソン独特の奏法である。ビッグ・バンドを渡り歩いた彼が56〜57年ごろリーダーとして初めて録音したもの。リズム・セッションの仲間を集めた気楽なプレイだ。この雰囲気は渋好みに受けそう。
長年カウント・ベイシー楽団でトランペット・セクションの要を務めたジョー・ニューマンの作品。アンサンブル重視の4管と典型的クインテットによる2セッションからなる構成。どちらもベイシー色の強い好演だが、ディスク・コピーによる音質が問題。
スウィング時代に大活躍した白人クラリネット奏者、ピー・ウィーの53,54年の演奏の初CD化。いわゆる“中間派ジャズ”の楽しさをタップリと教えてくれる演奏が詰め込まれている。50年代前半とは思えない音の良さも、演奏をさらに際立たせている。
とてもスウィンギーでわかりやすいトランペットをふくのがルビー・ブラフだ。その彼がさまざまなバンドと演奏した51年からむこう5年間にわたる活動を抜粋したのがこのアルバム。彼を強力に支えているピアノのジョージ・ウェインの軽やかなプレイも聴き物だ。