1995年7月発売
歌手生活30周年記念アルバム。いろいろありましたが30年ですねえ。徹底的に東北出の田舎もんにこだわり続けるそのこだわりかたが、心底演歌歌手である。しかし、こういうアルバムのときぐらいは、初出年月日とか録音年月日とかデータ面を充実してほしい。
髪立て+メイクのヴィジュアル・ロックは、もはや日本独特のロック文化と言っていいような気がするが、これもそんな一群に属するバンドの1stミニ・アルバム。X JAPANの流れを汲む、生き急ぐ感じの独特なリズムに、終末感あふれる詞が乗っている。
名古屋出身のヴィジュアル系バンド、スリープ・マイ・ディアのデビュー・シングルは、彼らの持ち味である切ないメロディ・ラインと激しいビートが巧みにマッチした好作品。キャッチーで親しみやすい歌メロが心に残る、妙に親近感を持てる作品だ。
当時急遽人気が再燃しだしたベテラン、ウィリアムソンが、アル・ヘイグを偲んで制作した95年録音作。しかも、ヘイグの僚友だったビル・クロウを起用し、トリビュートのリアリティも万全だ。渋く輝く熟達な味わいとファットな暖かさとが心を包む佳作。
体調を崩してしばらく一線から退いていたハバードの復帰作。タイトルどおり、ハバードと同時代を生きた巨人たち(いまは4名とも故人)にちなんだ曲をとりあげている。ハバードの作曲は4曲。彼の溌剌としたプレイに触発された若手も皆好演。お薦め!
8曲入りだが、よほどのファンはさておき、普通の聴き手にはこのくらいの曲数が手ごろ。(1)(2)と大ヒット曲がならび、それだけでもう満足させてくれる。うまい構成ですなぁ。もちろん歌のうまさは言うまでもない。そろそろシングル・ヒットがほしいです。
(3)でオリジナルの北島三郎と千昌夫の歌唱スタイルの違いを、抜ける歌い方は近いのにその方向と加速するタイミングが異なり、結果として大きく印象が違うと実感。さらに、千は歌の中にまで“千昌夫”のキャラクターを持ち込むのに成功している。
『ザ・ハイツ』『ビバリーヒルズ青春白書』で知られる俳優のデビュー・アルバム。といっても、もともとミュージシャン志向だったジェイミーのこと、豪華超ベテラン・ミュージシャンの好サポートを得て、気持ちのいい、しかも渋いロック・アルバムを創り出した。