1995年8月発売
ノクターンノクターン
ロス在住のNAC系プロデューサーとして知られるマキが自らヴォーカルとピアノを駆使して吹き込んだミニ・アルバム。全5曲、いずれもポップな感じでほどよいフュージョン・サウンドに彩られている。次は是非フル・アルバムを聴かせてもらいたい。
Sim CitySim City
5作目のソロ・アルバムは、アジアを舞台にしたシミュレーション・ミュージカル・ストーリー仕立て。そこは、ハードディスクとRAMに、16進法で描き出される世界。彼のサウンド・ワールドの中では、東南アジアも独特の冷気をはらんでいるのが興味深い。
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集ラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集
アシュケナージにとって同曲の最初の全集盤であったもの。彼は、持ち前の安定したテクニックで各曲を鮮かに仕上げており、特に第3番は忘れ難い名演。但し、ロシア的情緒の表出よりも透明で美しい味わいが印象的。指揮のプレヴィンの巧さにも注目。
スクリャービン:ピアノ・ソナタ全集スクリャービン:ピアノ・ソナタ全集
アシュケナージのスクリャービンに対する10年来のこだわりが、遂に全集という形で結実した。ショパンの影響下から出発して、特異な秘教的世界に至るこの作曲家の変遷過程を弾き分けて見事である。特に6番以降が音楽の独自性と相俟ってすばらしい。
マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」