1995年8月発売
フォーエヴァー&ネヴァーフォーエヴァー&ネヴァー
フュージョンをベースに、エイジアン・エスノをそこここにふりかけた、インターナショナルな作品。数曲のヴォーカルを含め、ほとんどの楽器、打ち込みを自ら手がけている。トラディショナルと今、そして東西の文化、それらのミクスチャー音楽だ。
虹の彼方に〜プレイズ・ハロルド・アーレン虹の彼方に〜プレイズ・ハロルド・アーレン
ラスト(9)で歌を聴かせるヘレン・メリルがプロデュースした名手トミーの80年作品。ブロードウェイ・ミュージカル/映画の有名作曲家H.アーレンの楽曲を演奏している。後年のトミーの演奏はアク抜きのきらいがあり食い足りないが、作品の出来は上々。
今宵の君は〜プレイズ・ジェローム・カーン今宵の君は〜プレイズ・ジェローム・カーン
白人ビバップ・ピアニストとして一世を風靡したヘイグが、ベーシストと組んで残したデュエット・アルバム。アタックの強いピアノ・スタイルが売りものの彼であったが、ここでもそうしたスタイルは健在だ。(7)で加わるメリルのヴォーカルも上々の出来。
ブラックベリー・ウインター〜プレイズ・アブラックベリー・ウインター〜プレイズ・ア
78年に録音したハナのワイルダー集。ヘレン・メリルがプロデュースした一連のソングブック・シリーズはどれも趣味がいいが、これはソロ・ピアノ((9)だけはヘレンの歌入り)とあって、ことのほか格調が高い。最後の4曲は、今回追加された未発表演奏。
JAZZBOJAZZBO
なんとラリー・コリエルの息子のデビュー・アルバムである。スタイルはさすがに今風だが、その根性の入り方はオヤジゆずりなのが嬉しい。やはり血は争えないものだ。今後の活躍がおおいに期待できる新人の登場である。オヤジもしっかり参加してます。