1996年1月発売
チェコ・フィル プロムナード・チェコ・フィル プロムナード・
飯森範親がチェコ・フィルcoを振って小品集を録音した。演奏はなかなか立派。オーケストラのソロ楽器がクリアで美しい。ただ、「青きドナウ」とか「ファランドール」とか舞踊系の曲が少し杓子定規のように感じられる。音楽に今一歩の柔軟性がほしい。
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調
小林研一郎は最も日本人的な指揮者ではないだろうか。ここという時の拍節よりも「ふし」を重視する歌わせ方は、「日本人の心」を感じさせる。そういう刹那のほとばしりに賭けるコバケンの個性がこのチャイコフスキーの演奏からも伝わってくる。