1996年2月25日発売
オン・ファイアーオン・ファイアー
古巣コンテンポラリーへの録音を再開したケッセルは今も快調。ツアーも精力的に消化しているという。本作はそんなケッセルの60年代初期のライブ。冒頭の変形ブルースから凄い勢い。ジャズ・ギターの妙味を網羅的に聴け圧巻だ。彼のベスト5に入る佳作。
ベヴァリー・ケニー・シングスベヴァリー・ケニー・シングス
23歳のベヴァリーが、スコット・ラファロ・トリオをバックに、オーソドックスに白人女性らしい唱法でスタンダード曲を歌っている貴重盤。派手さや、アクの強さはないが、可愛い子チャン(!?)・ジャズ歌手のキュートさを誇っている。オジン趣味かな?。
エンジェル・アイズエンジェル・アイズ
アニタ・オデイ、クリス・コナー等と共にケントン楽団を彩ったクリスティの77年の日本制作作品。熱心なファンであると同時に、擁護の手も差しのべた制作者サイドの愛情も見えて感嘆。アップからバラードまで、クールに歌い切る特有の歌唱を満喫できる。
キャロル ゴールデン・ヒッツ・マーク2キャロル ゴールデン・ヒッツ・マーク2
初CD化というキャロルのベスト・アルバム第2弾。無茶苦茶シンプルで音もショボい。でもカッコいい。メロウ(?)なアダルト路線から一転してR&Rする(17)やカントリー調の(13)など、結構いろんなことをやっていたことがわかる。劇的なバラード、(20)も面白い。