音楽むすび | 1996年3月発売

スウェーデンのデス・メタル・バンドの96年のアルバム。その内容は、約40分にわたる大作1曲のみだ((2)はボーナス・トラック)。メロディアスなフレーズや“非ダミ声”のヴォーカルも導入し、物語仕立ての構成力でドラマチックに聴かせる試みを評価したい。

シリーズ化“4曲入りミニアルバム”の2発目。帯の「とってもあったかい気持をとってもやっさしい想いをあついぶあついラブソングをありがとう、チャボ!」という盟友キヨシローからのメッセージが、このほんわかしたアルバムを見事に表現しています。

アレンジ、歌い方ともオーソドックスに処理されていて、古賀メロディが素直に耳に入ってくる。これぞ演歌の保守本流という感じで、それはそれでいいが、キム・ヨンジャの歌のうまさを聴かせるためだけの企画みたいな印象が残るのはちょっともったいない。

アナログの録音をフィリップスご自慢の24ビット・デジタル・マスタリングでマスタリングし直したもののCD化。同じ音源のほかのCDと聴き比べると、確かに、音がみずみずしく、伸びがある。アメリングのチャーミングな声にピッタリだ。