1996年8月21日発売
月とカマキリ〜ギター・デュオ曲集〜月とカマキリ〜ギター・デュオ曲集〜
70年代にブリームと組んで以来、ジョンが久々にデュオを披露する。同じオーストラリア出身のティモシー・ケインは、ジョンやブリームに比べれば“格落ち”には違いないが、デュオとしては成功している。6つの国からさまざまな曲を集め、楽しめる。
落語名人会41 柳家小三治17 「死神」落語名人会41 柳家小三治17 「死神」
「死神」は円生が演じたものが強烈で、そのイメージからなかなか抜け出せないでいたが、小三治はそれを見事に一新して独自の小三治ヴァージョンのサゲを作り上げた。死神の雰囲気、主人公の心理描写などなかなか見事に演じ切っている。独演会での録音。
柳家小三治 18柳家小三治 18
88年10月の鈴本演芸場での独演会を収録。いきとどいた情景描写の泣かせる人情噺だ。芝の浜での“海の風は暖けぇからな〜”に実感がこもる。3年目の大晦日に障子、畳表を張り替えた家での女房の告白シーンをカッチリと語り描いていく小三治の定番。
柳家小三治 19柳家小三治 19
『寄席芸人伝』などのコミックはさておき、ライヴはむっちゃ昔に一度きり、まるでO.ヘンリーの小説みたいな人情噺じっくり聴けるかな……の杞憂を吹き飛ばしたCD。落語への造詣深く、円生はじめ名演を録り続ける京須ディレクターの、恋文のような解説が◎。
ベスト・オブ・ベニー・グッドマンベスト・オブ・ベニー・グッドマン
米ソニーが編集した新ベスト盤。出典は『カーネギー・ホール・コンサート』『スモール・グループス』『オン・ジ・エアー1937〜38』などの作品から。スウィートなメロディを生むグッドマンをはじめ、戦前ジャズの最高のひとつが聴ける。好みを越えて必聴。