1996年8月発売
エレキで綴る昭和歌謡史 Vol.1エレキで綴る昭和歌謡史 Vol.1
テケテケ大統領・宇宙一のエレキ男寺さんは、美メロ・ギターの超名人でもある。歌いに歌うエレキによって表現された演歌系昭和歌謡の膨大な寺さんのレパートリーを再編成したシリーズの1巻め。エレキの美学探求者による技の数々、勉強になります。
エレキで綴る昭和歌謡史Vol.2 赤いハエレキで綴る昭和歌謡史Vol.2 赤いハ
胃がギターの形になっているという(本人が言っていた)寺内御大のエレキ弾きまくり歌謡史。(3)などのワーオ! フレーズをはじめ、随所にエレキファン感涙の聴かせどころ、くすぐりなどはある。しかし改めてこの道の大家、木村好夫名人の存在の大きさに気づく。
エレキで綴る昭和歌謡史Vol.3 津軽海エレキで綴る昭和歌謡史Vol.3 津軽海
テリーのエレキがキュイ〜ンとむせび泣く、『エレキで綴る昭和歌謡史』のVol.3。演歌系の曲は、ほとんど“歌のない歌謡曲”と化しているが、ビッグ・バンド・ジャズをベースにした前田憲男アレンジの(11)(12)では、かなり自由に弾きまくっていて痛快です。
桂ざこば独演会<その二>桂ざこば独演会<その二>
93年、大阪サンケイホールでの「青菜」(米朝一門会)、95年の「首提灯」(独演会)を収録。ともに酒飲みの噺。「上燗屋」を前半に置いた「首提灯」では仕込み杖で泥棒の首を切ってしまうまでが乱暴な展開だが、ざこばの迫力と強引な語り口が押し切る。
ヴィーナス・アイルヴィーナス・アイル
自称ジミ・ヘンドリックス・ファンのギタリストは多い。彼もその1人。42歳、テキサス出身の彼はキャロル・キングなどのセッションを経てソロへ。民族音楽とアシッド感覚を盛り込んだ幻想的かつ哀愁のメロディを奏で、一連のジミヘンもどきと一線を画す。