1996年9月発売
シェイキン・ブレインズシェイキン・ブレインズ
今でこそ、北欧ヘヴィ・メタルといえばファンの憧れの的だが、このS.マウンテンがデビューした頃(84)は、まだまだマイナーだった。しかし、クラシック音楽とメタルを合体させた方向性は、当時は斬新であり好きものを涙させた。本作もそんな名盤の1枚。
ユニヴァースユニヴァース
初めてスウェーデンから来日してハード・ロック・バンドということで、やさしい日本人たちは心を大きくして迎え入れたのだが、とんでもないフニャフニャの演奏でがっかりさせられたのが85年。しかし「シェイキン・ブレインズ」などの名曲も残していった。
クリムゾン・グローリークリムゾン・グローリー
メタリックなマスクで正体を隠した新人ヘビメタ・バンド・クリムゾン・グローリーのデビュー盤。アメリカはピアスト・アロウ出身。ハードな中に様式美を追求することを忘れないドラマチックな音に、高音のヴォーカルがからみついて荘重な世界を作った。
エレクトリック・ジョイエレクトリック・ジョイ
ご他聞にもれず、この人もとかく早弾きのみを語られがちだが、決してそんなことはないと実感できる仕上がりだ。いろいろなタイプの曲がそろってるから、インストでも退屈しない。早くても感情のこめられたモノは作れるんだという意気込みが伝わる一枚。
マイティ・ブローマイティ・ブロー
もう中堅に位置する彼らだが、今回の作品は今までで一番のポップ・アルバムなのでは。まず全10曲で37分という短さからして、ポップの基本にのっとっている。キャッチーなメロディーと明るく弾んだ雰囲気、わかりやすい歌詞。楽しいアルバムだ。★