1997年6月発売
ショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲集ー3ショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲集ー3
東フィルとN響のメンバーからなる若い団体。いきなりのショスタコーヴィチ全集による登場! そしてこれが清々しくてなかなかいい。もはや古典として何の気負いもなく演奏している。その気負いのなさが物足りなさも感じてしまうが、これは聴く方が悪いか。
南光落語ライブ南光落語ライブ
全国的にはNHK『生活笑百科』の南光相談員として有名なべかこ改め南光の、今年初めの録音。(1)は師匠である枝雀の代打として高座に上がった公演を収録した、入魂の一席。TVでは味わえないきめ細やかな話芸が堪能でき、正直、この人見直しました。
南光落語ライブ南光落語ライブ
この頃ノリにノっていた南光によるライヴ。枝雀の芸は映像がないと今イチ笑えないが、南光の人物描写は音声だけでも爆笑モノである。上方のヤンチャ坊主もいつの間にか貫禄が身についてきた。枕を含め「ちりとてちん」の完成度は文句なし。
桂文我 上方落語選桂文我 上方落語選
枝雀門下の中堅噺家のライヴ録音集第1弾。上方落語選とタイトルにあるが、(1)は江戸落語を上方風にアレンジしたもで、挟み込まれる歌舞伎風な節回しがなかなかのいい声。また(3)も長らく演じられることのなかった芝居噺で、研究熱心な彼の姿勢が窺える。