音楽むすび | 1997年7月発売

『ニュー・ライフ』は81年発表のデビュー盤で、全11曲中9曲がヴィンス・クラーク(82年に脱退〜ヤズー〜イレイジャー)の作品。82年発表の2作目『ア・ブロークン・フレーム』ではマーティン・ゴアが作詞作曲を担当。前作でのバブルガム路線から英国的抒情派にマイナーチェンジ。83年発表の3作目『コンストラクション・タイム・アゲイン』ではエスノ風アプローチで新境地を開拓した。

ヤズーは、ヴィンス・クラークとアリソン・モイエが82年に結成したユニット。『オンリー・ユー』は82年発表のデビュー盤で(1)(7)(9)がヒット。『愛にさよなら』は83年発表の2作目で、ヒット曲はないが、佳曲が多い。2作目の録音終了直後、ヤズーは解散。

リヴァプール出身の4人組が96年に発表したファースト・アルバム。いわゆるブリット・ポップの枠から逸脱したクールでパンキッシュなアティテュードが魅力。同郷の先輩エコバニの後継者と言えないこともない独自の美意識を抱えた英国版オルタナ・バンド。