音楽むすび | 1998年12月発売

1曲1曲細部まで丁寧に作り込んだ作品だ。聴き手の心地よいツボを刺激する歌メロや楽曲進行、胸を痛痒くさせる詞の世界。安心して楽しめる一枚でありつつも、どこか優等生的なロックになってしまっているところが残念だ。全体的な曲の質の高さはさすがです。

ハードな日本語ラップをやりなさるはずのZEEBRAだが、大沢伸一リミックスの(4)はJ-WAVEでかかりそうなメロウなファンキー・サウンド。これはこれでいいのか。豪華リミキサーが売り物のはずだが、オリジナルの(3)もナカナカの味わい。

毎度お馴染みのユーロビートのコンピのシリーズ93作目。相変わらず派手でハイ・テンションなユーロビートの最新作が26曲ノン・ストップで収録。おまけにヒストリー・オブ・SEBという、92〜93年のヒット・ユーロを収録したボーナスCD付き。満腹になれます。

現在大きな注目を集めている、女性ヴァイオリン奏者の初リーダー作。ヴァイオリンというジャズではマイナーな楽器を駆使し、とても聴き応えのあるジャズ・アルバムに仕上げている。他のメンバーのプレイも熱いし、今後の活動が大いに期待できる力作だ。